答えは「YES」
ただし、元気をもらう。自分が知らない制度を知るきっかけになる。同じような志の仲間を見つける。ということであればという条件付だ。言ってみれば、独立希望者が感じている不安を解消する、精神的な『サプリメント』なのだ。
では、社長業を今、本気で、明日から始めようとしている人にはどうだろうか。
答えは残念ながらほとんど「NO」
その理由は、事業そのものを左右する『転ばぬ先の杖』ではないからです。
実際に登記や事業計画などは自分が何をしたいか。お客さんは誰で、どんな風にお金を稼ぐのかという会社の存在理由を自分で試行錯誤しながら、追求しないと見えてこないからわからない。
試算表をつくっても絵に描いたもちで終わることも多いのが現実である。
『利益』という結果がすべての社長業では、起業前に想定していたサービスと、創業後に行っているサービスがほぼ一致できていることは稀であることは多くの現役社長が体験していることである。
残念ながら、他人の成功ストーリーを聞いてもほとんど参考にはならないことが多い。それは、成功者の試行錯誤の歴史や過去の話であって、一見、参考になりそうだけど、自分でやってみると上手くいかないことも多いともらす経営者も実は多い。試行錯誤のプロセスを大まかにしか話さないのが普通だからだ。
あえて言えば、失敗談であれば、先人からの『転ばぬ先の杖』として大いに参考になることが多い、多くの『元』社長はその失敗談を話したがらないので、起業塾に講師として参加することも、呼ばれることも少ないので、語られることはほとんどない。