まだ世にない仕事を始める
山田社長の著書「下着の品格」 |
ガイド:下着コンシェルジュになった経緯を教えて下さい。
山田社長:もっと下着について勉強したいと思い、ワコールに入社し、下着の企画・開発・MDを手掛けました。その中で、日本の女性は下着に対してあまりに無頓着な人が多い事を知り、ショックを受けた事を今でも覚えています。洋服やバック、靴にはお金をかけるけれど、実際に自分の肌に直接触れて、メンタル面に影響する下着にあまりに気を使っていない女性が多い事を間の当たりにして、日本女性に、もっと下着の楽しさを知ってもらいたい!と思い立ち、下着ブログを書きはじめたのがそもそものきっかけです。
ただ、ブログを書いているだけではインパクトも説得力もないと思い、自分が下着の専門家である事をまずは名乗ろう!と決めました。そして、名乗る以上は、まだ世の中にいない肩書を付けよう!と思い、インターネットで下着関連のキーワードを探しました。下着に対して何でも要望に応えたいという想いから"コンシェルジュ"という言葉を採用し、当時、世界初の"下着コンシェルジュ"を名乗ったのです。ポイントは、まだ世にいない、自分は世の中でオンリーワンという存在になってしまうという事です。そして、自分が世の中でたった一人しかいない存在だという事を世に発信するにはブログが一番よかったので、5年前、まだブログが世間的に盛り上がる前にはじめてみたのです。
ガイド:下着コンシェルジュを名乗ってから変化は起こりましたか?
山田社長:自分は、"下着コンシェルジュ"として、下着についてこう思う、ですとか、こういう事ができる、という事を毎日ブログで発信していったのです。ブログのネタもたまると、自然と読んでくれる人が増えてくる。記事がたまってくると、自分のまわり以外の全く知らない人、すなわち、下着に興味があって検索していたらヒットした、という人も私のブログを読んでくれるようになっていきました。
>こんなことで仕事になるのか?と思った皆さん。次のページでは山田社長の収益化方法を伺ってみましょう。