迷惑メールが送られる仕組み
迷惑メールを送り、逮捕に |
代行業者の中にはゾンビパソコンを操って多量の迷惑メールを送る事業者がいます。ゾンビパソコンというのはセキュリティの甘いパソコンをウイルスに感染させ、遠隔操作ができるソフトが仕掛けられたパソコンのことを言います。外部から操ることができるのでゾンビパソコンと呼ばれています。使っている本人は操られていることに気がついていませんし、加害者になっていることも分かりません。
セキュリティが甘いとゾンビパソコンに |
ゾンビパソコンを迷惑メールの送信元にしたり、他のコンピュータを攻撃する時の踏み台にします。ゾンビパソコンからさらに別のパソコンへウイルスを送り込むことで、新しいゾンビパソコンをどんどん増やしていきます。
中には150万台ものゾンビパソコンを操っている場合があります。遠隔操作できる攻撃用プログラムを「ボット」と呼びますが、外部から指令を送ると、この「ボット」が起動され、一斉攻撃を行います。命令一つで操れるゾンビパソコン群をボットネットと呼んでいます。ボットネットは攻撃だけではなく大量の迷惑メール送信にも使われています。
→ 「あなたを襲うゾンビ PC の恐怖 PC はすでに死んでいる !?」
ゾンビパソコンにならないようにするには、少し気をつければ、よいだけですが、これが出来ていません。OSの定期アップデートを行い、ウイルス対策ソフトで最新のウイルス定義ファイルにアップデートしていたら問題はありません。
ただ高齢者の中にはウイルス対策ソフトの期限が切れても更新をどうしたらよいか分からず、ほったらかしにしていることがあります。こうなると手のうちようがありません。→ 「ウイルス対策ソフトが更新されないワケ」