IT業界の35歳定年説は本当か

総数ではなく年代別に職種の変わり具合をみた調査があります。
20歳代、30歳代で4割近くが別の職種へ
20歳代、30歳代で4割近くが別の職種

これをみると20歳代、30歳代で4割近くが別の職種へ転職していますが40歳代ではこの比率が10%上がり、半分が別の職種へ転職しています。けっこう大きな数字です。

40歳代になるとITの現場を離れ管理の仕事が増えてきますので、それなら別の業界でもという意識が働くのでしょうか。意外だったのは40歳代でも12.7%が別の職種からITの職種へ転職してくる人がいることです。

このアンケート調査で見る限り、30歳代は20歳代に比べ別職種への転職が増えずに反対に若干減っています。35歳定年説というのはどうも当たっておらず40歳ぐらいが契機のようです。35歳定年説が当たっているのかもう少しアンケートをみていきましょう。

満足度の高い職種、低い職種

全体では半数(47.6%)の人が転職前の仕事に「満足」と回答しています。次に職種別に満足度をみてみましょう。

■「非常に満足」、「満足」と答えた割合が高かった職種ベスト3
1位 81.8% 研究開発・特許
2位 63.6% セールスエンジニア
3位 59.3% オープン・Web系SE
※「その他」はのぞく

■「非常に不満」、「やや不満」が多く満足度の低い職種ワースト3
1位 22.2% 制御・組込系SE
2位 38.5% 通信・ネットワーク・サーバSE
3位 39.6% プログラマ

制御・組込系SEはアンケートの母数が少ない面もあるのですが、かなり低い数字になっています。通信なども組込系に近い職種ですので、満足度はかなり低い結果になっています。

背景として家電製品、自動車などのライフサイクルがどんどん短くなり、また製品の複雑化と共にトラブル時の影響も大きいため現場では疲弊が進んでいるのかもしれません。
>> なぜ製品回収に?ソフト技術者が7万人足りない!

次はなぜ転職するのか、転職の理由です