IT業界の35歳定年説は本当?
IT業界の35歳定年説は本当?
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)からオフショア開発、SOHO事業者の動向などについての面白いアンケート結果が公表されていますが、その中にIT業界の転職についての動向調査がありました。

IT業界では昔から35歳定年説が都市伝説のように蔓延していますが、実態はどうなのか調査の結果をみてみましょう。

ただし全数調査が難しいためアンケートはサンプル調査として「IT業界への勤務経験のある転職経験者約500名」を対象にしたWebアンケート(2007年7月)で実施されたものです。回答者の70%近くが男性で、半分が関東地区在住でした。

■CONTENTS
・IT業界の人間はどの業界へ転職するのか...Page1
IT業界の35歳定年説は本当か...Page2
転職する理由...Page3
転職先を決めた理由...Page4

IT業界の人間はどの業界へ転職するのか

ITを提供しているITベンダーに勤務している人がどの業界へ転職しているかの調査です。

54.5% 会社は違っても同じITベンダーへ転職した人
45.5% 別の業界へ転職(流出)した人

ただ同じITベンダーと言いながらIT系以外の職種(営業、経理、人事など)へ移ることもありますし、別の業界と言いながらユーザー企業のシステム部門へ転職する人もいます。移った業界で多かったのが「商社・流通・小売業」、「建設・土木・不動産」、「教育・研究」でした。

次はIT業界の勤務経験がある転職経験者についてのアンケート調査です。仕事内容がIT関係から同じIT関係となり、引き続きITに関する仕事をしている割合が36.8%でした。ITからの人材流出、つまりITとは全然関係のない別の仕事に転職した人が45.0%になっています。

IT関係職種からの人材流出が45%
IT関係職種からの人材流出が45%

反対に違う仕事からIT関連の仕事に流入してきた人が18.2%になっています。

この転職の流れでみると55.0%(36.8%+18.2%)の人材が転職によりIT関連の仕事をしていることになります。先ほどのITベンダーからITベンダーへの転職の数字が54.5%になっていますので、よく似た数字になっています。つまりITベンダーを辞めてユーザー企業のシステム部門に転職している人はそれほどいないということになります。

次は「IT業界の35歳定年説は本当か」です