液体窒素で溶けたチョコレートを戻す
キャラバンバスでは冷房がフル稼働 |
IT経営キャラバン隊:平均15日前後で、キャラバン隊のメンバーはドライバーを含めて約10名となります。
ガイド:夏の炎天下、冬の寒さなど外でのイベントは大変ですが苦労話や失敗談はありますか?
IT経営キャラバン隊:寒さより暑さ対策が重要です。出来る限り、夏は北海道や東北などの北を中心に開催したり、大きな施設で開催する場合は施設内にテントを設置して開催したりしています。また、実は風通しを工夫することで暑さをかなり半減させることができます。小型扇風機も少しは役に立ちます。
ただそういった状況ばかりでは当然ございません。施設内で他の展示イベントとの共同開催で実施した長野県のイベントでは、5月であったにも関わらず、他の展示コーナーでジェネレーターを回し続けた要因も重なり、テント内が一時最高で50度を記録し、平均気温が38度ととんでもない暑さになったこともありました。
また7月末の福岡県イベントでは、現場でチョコレートの差し入れがありましたが、時間が経ってからいざ食べようと開けたところ、暑さでチョコレートは既に液体状態。たまたま大学内であったことから、液体窒素の実験をしていた研究室の方が、そのチョコレートを一瞬で固体にもどしてくださいました。マイナス180度の力は偉大で、最後はみんなで美味しくいただきました。
ガイド:それはすごい経験ですね。(笑)
IT経営キャラバン隊:暑さ対策の結論ですが、やはりテント内の展示コーナーやミニセミナーの時間を短縮して、クーラーがある場所にお客様を誘導することです、避難させるとも言いますが・・・。どのようにキャラバンバスの稼働率をあげ、また施設内の涼しい場所を確保できるかと言えます。
スタッフの必須アイテムはコインランドリー
全国を駆け巡るキャラバンバス |
IT経営キャラバン隊:コインランドリーは必須アイテムですね。全国各地で実施されるキャラバンは、スケジュールが集中しすぎるとドライバーさんもスタッフさんも家に帰ることができません。コインランドリー用の洗剤や乾燥機用防臭シートなどを常備して、行く先々で、まずは洗濯ということも多々あります。洗濯の達人と呼ばれるスタッフもいるほど、旅先でのコインランドリーは必須アイテムになっています。
また現場対応力が決め手です。主催者の中には、事前の電話やメールのやり取りだけではキャラバン全体の規模を想像しづらいらしく、実際に伺った際、その物量と規模感に驚かれることが多々あります。現物を見て慌てて、キャラバンでは使用禁止と言われていた別の搬入用の大きなエレベーターにご案内いただいたり、展示レイアウトを見直したり、電源が足りずにあちこちのお部屋から電源ケーブルを引っ張ったりすることもあります。
また、イベント会場の下見に十分時間が取れないことも多く、当日の会場で急遽案内パネルを作ったり、備品の現地調達に家電量販店やスーパー、コンビニ等に走ったりすることも日常茶飯事で、現場対応力が不可欠です。
ガイド:ありがとうございました。今後もますますがんばってください。
IT経営キャラバン隊:我々、IT経営キャラバン隊は各地の皆さんのお声掛けにより訪問しておりますので「是非やってみたい」という方がいればご連絡お待ちしております。
連絡先:ITコーディネータ協会 IT経営キャラバン隊
IT経営キャラバン隊
IT経営キャラバン隊 |
地元のIT経営百選などの経営者の事例発表や、地元のITコーディネータ等を中心としたイベント企画や活動を推進し、またIT体験コーナーやキャラバンバスを使ってITに触れてもらうことで「実践」のキッカケを提供する。そしてイベントの成果を一過性で終わらせないために、実施した商工会議所などにフリースポットの機材を無償提供して、ITが利用しやすい環境作り等の支援もしている。
2)継続的なICT利活用のための支援体制の構築・強化のキッカケを作る
イベントをキッカケに、地域の情報化をどのように進めていけばよいか等のミーティングの場を作り、地域事情を踏まえた体制作りを推進している。
3)PR効果やその他波及効果を向上させる
イベントツールを提供するイベントを企画する際に、ドーム型テントや、キャラバンバス、特設展示コーナーといったもの珍しくて興味を引きやすいイベントツールは、工夫次第でPR効果や多くの波及効果も見込める。