企業のIT活用/システム導入方法

やってはいけないシステム丸投げ発注!(2ページ目)

技術的なことが分らないからと、ホームページ作成をITベンダーへ丸投げ発注する企業が多く、結局何の役にも立たず、無駄な投資に終わってしまいます。では、どうしたらよいのでしょう?

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

ページ構成を考える

コンセプトを実現するには、どういうページ構成にすればよいのか考えます。メモ書きでかまいません。
やってはいけない丸投げ発注
やってはいけない丸投げ発注
例えば電子商店を作るのであれば
・商品一覧
・商品明細
・買い物カゴ等の決済のページ
・特定商取引法に基づく表示ページ
などは必須になります。

メーカーで新規受注を狙うのであれば、導入している設備の一覧ページ、加工精度や対応できるロット数のページなどが必要になります。

キーワード・導線を考える

ターゲット層にどういうキーワードで該当ページを探してほしいのかページ毎に考え、書き出していきます。

この情報は検索エンジンで検索のヒット率を高めやすくするSEO対策をITベンダーに考えてもらう時に使います。例えば、書き出したキーワードを織り込んでページの一番上のタイトル部を作成します。

忘れてはいけないのが導線の設計です

検索エンジンから訪れる顧客が多く、トップページから見てもらえると考えない方がよいでしょう。どのページが最初に表示されても、他の見てほしいページにうまく導線がはられるているか、作成したページ構成図の各ページ間に矢印(→)を書いていきます。

更新を考える

やってはいけない丸投げ発注
やってはいけない丸投げ発注

いつホームページを見にいっても同じ見栄え、内容では顧客が飽きてしまいます。
例えば商品の展示位置などを変更するだけでも見栄えを変えることができます。

更新作業をどうするのか。自社で行うのか、ITベンダーに依頼するのか、自社で行うのならITベンダーに更新のやり方の教育などをお願いすることになりますが、ホームページを発注する前にきっちり方針を固めておきます。

ここまで準備をしておいて、初めてITベンダーに連絡をして打ち合わせを始めます。

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