■消防訓練に参加しよう◆正しい119番通報の仕方読者の皆さまは110番や119番通報の経験がありますか?突然火災を発見するとあわててしまい、消防車を呼びたいのに110番してしまう・・・ことが現実にあります。また、火災の場所を聞かれると「自宅の住所」を言えばいいのに
なぜか「ド」忘れしてしまうこともあるようです。あわててしまい動揺しているのが一番の原因ですが、日頃の訓練不足によるところもあるでしょう。
■119番通報すると、どこの消防署へつながるの?119番通報をすると、ほとんどの方が
最寄の消防署へ電話がかかると思っているようですが
・東京都23区内は千代田区大手町にある災害救急情報センター ・多摩地区は立川市にある多摩災害救急情報センターにつながります(電話局の管轄区域により一部の地域に例外があります)。
そこで「駅前の○×コンビニのななめ向かい」と言っても、オペレーターには通じないのです。正確に「○区△町×番町」と伝えなければなりません。外出先で偶然に火災を発見し通報するような場合も、119番する前に住所を確認してから電話することが求められます。
■自主防火管理という考え方
火災による惨事は文字通り「万一」の事態であることが多く、まさか自分のところに限ってという考え方に傾きがちですが、その多くは危険性が予測できたにもかかわらず「万が一」に対する備えを怠り、その結果「起こるべくして起こった」ものであると言えます。「自分のところは注意しているから火災は起こらない」「鉄筋コンクリートだから燃えない」などと楽観的な考えを持っていると、いつか痛い目にあうでしょう。
そこで、マンション住人全員が互いに創意工夫して火災の発生を予防し、万一の場合であっても早期に火災を発見して消火活動を行い、火災の拡大防止と被害の軽減に努めることが極めて重要となります。自らのマンションや財産、そして生命・身体の安全など自分のところは自分で守る自主防火管理の原則を今一度、見直してみましょう。
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