キャッシュアウトしない節税対策
節税対策には大きく分けて2種類あります。1つ目は、お金が出て行く・資金繰りが悪くなる節税です。例えば、決算間際に保険に加入したり、地代を年払い契約に切り替えるなどです。2つ目は、お金が出て行かない・資金繰りが悪くならない節税です。
今回は2つ目の節税対策である「固定資産の除却(固定資産を取り除き費用とすること)」について説明します。
まずはバランスシート(貸借対照表)の資産の部を見てください。
資産科目のなかには器具備品や機械装置、さらに会社によってはソフトウェアなどいわゆる固定資産が記載されています。そして、これら固定資産の詳細といえる固定資産台帳も合わせて見てください。
その中に、すでに存在していない固定資産が除却処理されないで、そのまま決算書に計上されていませんか。
>固定資産の棚卸は毎期実施しましょう!