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よくある就活自己PR(志望動機)の失敗例(3ページ目)

自己PR(志望動機)は憶測で書いてもダメだ。その会社が求める人材を先輩を取材することで把握し、その力を表現できる大学生活エピソードを引っ張り出せ。説得力がある自己PRは全て行動に裏打ちされるのだ。

執筆者:見舘 好隆

自己PR(志望動機)はメッセージ・事実・論拠の三つで構成される。

説得力
自己PRは自分を売り込む営業と同じ。説得力が無ければ、誰も買ってくれない。
もう一度整理する。
  1. 会社研究:求める人材が何かを知る。
     
  2. 自己分析・その1:自分がその人材としてふさわしいか、そしてその人材として活躍することを自らが求めるのかを確認する。
     
  3. 自己分析・その2:求める人材であることを伝える「事実」を、自己分析によって洗い出し、繋ぎ合わせることで「一貫性」を持たせる。
     
  4. 仕上げ:なぜ自分が御社が求める人材だと言えるのかを証明する「論拠」を作成し付け加えることで、「客観性」を演出し、自己PRに「説得力」を持たせる。

このロジックをまとめたものが、以下の図だ。


説得力


A:メッセージ(伝えたいこと)
B:事実(大学生活)
C:論拠(なぜ正しいか)
  1. メッセージと事実を繋ぎ合わせることで、「一貫性」を持たせる。
     
  2. 論拠を添えることで、「客観性」を加える。
     
  3. 「一貫性」と「客観性」をクロスさせることで初めて、自己PRに「説得力」が生まれる。

すでに自己PRや志望動機を書いた人は、この視点で自らの自己PRや志望動機を点検してみてほしい。やり方は簡単だ。三色の蛍光ペンやボールペンで、以上のメッセージ・事実・論拠を色分けしてみてほしい。

まず、事実だが、これが無い自己PR&志望動機は、多分無いと思うけど、あったとしたらかなりまずい。面接官は、

「一体大学生活で何を得たんだ?」

と思うだろう。

次に、メッセージが無ければ、何がやりたいのかさっぱりわからない自己PRや志望動機になっているはずだ。面接官はきっと、

「我が社に入社して、一体何をしてくれるのだろう?」

と思うだろう。

最後に論拠。これが無い自己PR&志望動機が一番多いだろう。これが無いと面接官は、

「その事実がなぜ我が社が求める人材であることを証明するのだ?」

と思うだろう。

あと構成面で言えば、三色の色がごちゃごちゃになっていると、かなり分かりにくい自己PR&志望動機になっているはずだ。必ず、
    A:メッセージ(伝えたいこと)
    B:事実(大学生活)
    C:論拠(なぜ正しいか)
の順番で色分けされるのが正しいのだ。

自己PR&志望動機は、推理小説じゃない。ビジネス文書だ。

読み手にとって分かりやすく整理して書くことが基本であることを意識しよう。




というわけで、自己PR&志望動機の文章構成について、理解できたでしょうか。

「理屈は分かったけど、どうやって具体的に書けばいいのかわからない…」

そりゃそうだ。それを伝えなくてどうする!
よって、次のページより「説得力がある自己PR&志望動機を、具体的に書く方法!」をみなさんに伝授する。騙されたと思って是非トライしてほしい。

最初に断っておくが、この方法は、パソコンの前に座っていてもできない方法だ。

それを念頭において、次のページをめくってください。


※次のページで、「先輩取材をベースにした自己PR(志望動機)作成方法」を詳細に学ぶぞ!白い紙を用意せよ!

※自己PRと志望動機の違いについて
基本的に文章構成は同じだ。ただ、「できること」と「やりたいこと」のどちらに重点を置くかの違いだけなのだ。

※参考記事も読んでね!
「自己PR&志望動機の書き方講座」
「自己PR&志望動機の書き方講座・リローデッド」
「自己PR&志望動機の書き方講座・リボリューション」
「300文字の自己PR作成法!」
「100文字の自己PR作成法!」


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