ケース2:女性社員の多いサービス業に入社したT君(男性)

増殖する問題上司・3つの事例
男性に対するセクハラ行為に関しては、まだ法的な対策がとれられいません。
女性社員の多いサービス業に今年めでたく入社したT君(男性)。玉山鉄二似のイケメンで、同期の女性のあいだではちょっとした注目の的です。一ヶ月の研修の後、T君が配属されたのはユーザーフォローのセクション。部員は30人、部長は会社の創業当時からの社員である女性です。「T、おまえのとこの部長、すっげえやり手なんだって?仕事厳しいんじゃないの?」と、同期にもいわれますが、T君としては仕事のできる部長を、ただただ尊敬しついていくだけの毎日です。新入社員が配属された季節はこの部署がことさら忙しい時期にもあたり、新入社員の歓迎会が行われたのは6月にはいってからでした。その日珍しく外出する仕事があり少し遅れて歓迎会の店についたT君は、「おつかれさまあ、待ってたのよ」と部長によばれ隣に座るように言われました。その時はなんの疑問もはさまず、部長の隣にすわりにぎやかに宴会を楽しんでいたのですが・・・・。

その後、部長の外出に同行するようにいわれ、帰路食事に誘われることが多くなったのです。さすがにT君も変だなと思い始めたころ、「あの部長って、気に入った男性社員を可愛がるんだけど、その人がさからうと大変なんだよ。ほら、会社設立からの社員だし仕事できるし、人事の影響力が大きいみたい。去年もそれで辞めちゃった人がいるんだよ」と、職場の先輩に耳打ちされました。部長のお誘いを断らなきゃ、と思っていたT君はびっくり!その前日に部長から「T君は仕事ができるわね。ずっと私のサポートをしてほしな。ちゃんとポジションも作るから。」と冗談まじりにいわれたばっかりだったからです。「これは断ったら、もうこの会社で生きていけないかも・・・・。他の社員からの目もなんだか嫌な感じだし・・・。辞めるしかないのかな・・・でも僕は何にも悪いことしてないのに!!」
T君の解決策はこれしかないのでしょうか?

パワハラを受けているという自覚を持ちましょう!

パワハラは仕事上の指示などにまぎれて、受けている本人も自覚を持ちにくい面があります。まずはパワハラを受けているという自覚を持って、他の上司や会社の関係者に相談をするのが良いのではないでしょうか。

パワハラは、セクハラのようにまだ概念が明確ではなく、法的な対策もとられていません。パワハラを裏付けるようなメールの文面や、言動を録音できるなら保存をし、訴えていくことで、社会に対してパワハラに対する認知を高めていこうという動きもあるようです。
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