日独両制度の違い
日本とドイツの介護保険の違いはいろいろありますが、大きな違いを簡単にまとめると、下記の表のようになります。日本とドイツの介護保険制度の違い |
日本 | ドイツ | |
財源 | 税 50%(国が25%、都道府県と市町村が各12.5%を負担) | 保険料 100% |
被保険者 | 65歳以上(1号被保険者)と 40歳以上65歳未満の医療保険加入者(2号被保険者) |
医療保険制度のすべての被保険者(赤ちゃんから高齢者まで) |
保険料 | 1号被保険者の保険料は保険者ごとに異なる | 給与の1.95%(子どもがいない23歳以上の被保険者は2.2%) |
要介護度 | 要支援1~2、要介護1~5の7段階 | 要介護度1~3の3段階。別途、認知症対応、重篤事例対応あり |
認定調査 | 介護保険認定調査員が82項目にわたって聞き取り、心身の状況を把握 | 介護鑑定機関が聞き取り調査で介護に要する時間を把握し、合計する |
給付 | 現物給付 利用料の1割を負担 |
現金給付、現物給付(利用料負担なし)、コンビネーション給付(現金給付+現物給付) |
※ドイツ介護保険は2008年7月1日改正後の状況 |
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