介護・福祉業界への転職を考えている方に、転職経験者の声をお届けする新シリーズの第2弾。今回は、介護福祉士の転職経験談を紹介しましょう。民間企業で登録ヘルパーとして働いていたものの、より働きやすい職場を求めてそこを辞めて、社会福祉協議会(社協)と民間企業に登録中のヘルパーの声を紹介します。

このシリーズのバックナンバーは
私の転職●1 福祉ヘルパー→個人契約ヘルパー  【個人契約は利用者との相性が重要】
私の転職●2 民間のヘルパー→社協のヘルパー  【ヘルパー登録は複数の事業者に】
私の転職●3 事務機器営業→訪問入浴ヘルパー  【未経験だからチーム仕事を狙う】
私の転職●4 病院事務職→老健介護職  【30歳過ぎで常勤職をゲット】
私の転職●5 病院事務職→グループH介護職 <前編>  【40代、未経験、男性で転職成功!】
私の転職●6 病院事務職→グループH介護職 <後編>  【40代、未経験、男性で転職成功!】
があります。
では早速、体験談へ!

【プロフィール】
●33歳 ●女性 
●前職/民間企業の登録ヘルパー→現職/別の民間企業と社会福祉協議会の登録ヘルパー

【転職のきっかけは?】
 以前登録していた民間企業は、利用者さんの家で困ったことがあって相談しても、全然、応えてくれなかったんです。アドバイスをしてくれるわけでもないし、改善のために動いてくれるわけでもない。職場である利用者さんの家に一人で派遣されていくヘルパーの仕事は、自分の力ではどうにもならないことが多いんですよ。ですから、何の対応もしてくれない会社で働くのはしんどいな、もっとしっかりしたところで働きたいなと思ったんです。そんなとき、社会福祉協議会(社協)の求人を目にして。面接を受けて、登録することにしました。

【実際転職してみてどうだった?】
 社協って介護保険が始まってから、民間に仕事をとられて、けっこう経営が厳しいじゃないですか。だから常勤なんて採用しないし、私たち登録ヘルパーも、1年契約で来年更新できるかどうかわからない。そういう意味では立場はとても不安定ですね。

 それに、上の人っていうのは、役所からおりてきた人が多いんです。やる気がないっていうか、ヘルパーの仕事に関しても、いまだに家政婦感覚でとらえている人がいたりして。ちょっとがっかりしました。

 社協っていうのはそれまで準公的機関、みたいなイメージだったので(筆者注:現在は民間と全く同等の扱い)、ヘルパーや管理者の質も高いと思っていたし、教育体制なんかもしっかりしてると思っていたんです。でも、入ってみたら、それまでいた民間とほとんど変わらない。上に立つケアマネジャーや主任ヘルパーがしっかりしていないと、下で働く私たちもそれなりになってしまうでしょう。それは民間でも社協でも同じですね。

 だからあとは、自分次第。ヘルパーには講習で習った通りにきちんと仕事をしようとする人もいれば、手を抜けるだけ抜いちゃえっていう人もいる。どういうスタンスで仕事をするかは、ある意味、自分の気持ち一つ。それはどこで働いても同じなんです。でも、できることなら志が高い仲間がいるところで働きたいですよね。

 社協は立場も不安定だし、今は別の民間企業にも登録して、両方から仕事をもらっています。残念ながらどっちもどっちですね。あまり変わらない。また違うところを探してみようかと思っています。

→次は【登録ヘルパー希望者へのアドバイス】