介護・福祉業界への転職を考えている方に、転職経験者の声をお届けします。初回の今回は、無資格での転職経験者の経験談を紹介しましょう。職種はちょっと珍しい、個人契約のヘルパーです。

このシリーズのバックナンバーは
私の転職●2 民間のヘルパー→社協のヘルパー  【ヘルパー登録は複数の事業者に】
私の転職●3 事務機器営業→訪問入浴ヘルパー  【未経験だからチーム仕事を狙う】
私の転職●4 病院事務職→老健介護職  【30歳過ぎで常勤職をゲット】
私の転職●5 病院事務職→グループH介護職 <前編>  【40代、未経験、男性で転職成功!】
私の転職●6 病院事務職→グループH介護職 <後編>  【40代、未経験、男性で転職成功!】
があります。
では早速、体験談へ!

【プロフィール】
●35歳 ●男性 
●前職/福祉団体介護ヘルパー→現職/個人契約の障害者介護ヘルパー

【転職のきっかけは?】
 ずっとフリーターだったんですよ。特に、介護や福祉に興味があったわけじゃない。たまたま新聞を見ていたら、週3回の介護者募集、という広告を見つけて。ちょうど、それぐらい働ける仕事をしていたので、広告を出していた非営利の福祉組織に連絡をしたら採用された。それが介護の仕事を始めたきっかけです。もう5年ほど前のことになりますけどね。

 介護の仕事は全く未経験でしたから、その組織が行っている研修を受けてから、介護ヘルパーとして働き始めました。ヘルパー2級講座ではないです。3日ほどの簡単な研修。でも、それで特に困ることはありませんでしたね。仕事は、一人暮らしの脳性マヒの男性の生活介護でした。

 当時、福岡にいたんですが、その仕事を3年ほど続けたとき、その脳性マヒの男性が、大阪に行って暮らしたいと言いだしたんですよ。僕も大阪で暮らしてみたかったし、その非営利団体は辞めて、一緒に大阪へ。それからは、もう一人、大阪で採用されたヘルパーさんと、2交替で介護することになりました。身分は個人契約のヘルパーです。

【この仕事のいいところは?】
 個人契約のヘルパーっていうのはいいですよ。その方が望むことだけを望むとおりにすればいい。おそらく、普通の訪問介護ヘルパーでは考えられないようなことも、要介護者がいいと言えばオッケーなんです。例えばホームヘルプ中、要介護者が寝ているときは自分も寝ていたっていい。食事も自分の分も作って一緒に食べる。でも、逆に言うと、要介護者が望むことはきちんとできなくてはいけない。僕の場合は、それまでやったことがなかった料理をかなり練習しましたね。今では、その方が食べたいというものは、何でも作れますよ。

 それに月契約にしているから、要介護者の都合でホームヘルプがいらない、というときでも給与は保証されるところもありがたい。この間、施設に努めている知人に聞いたら、給与はほとんど変わりませんでした。そして、施設に比べたら、おそらくずっと仕事はやりやすい。辞められませんね。

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