どんな仕事なの?
こころの悩みを抱えて来談した相談者と面談し、時には心理テストなども用いて、相談者の現状と問題点を把握し、どこまで、どのような援助を行っていくかを検討する。そして、精神分析、夢分析、箱庭療法、行動療法など、さまざまな臨床心理学の技法を用いて、問題解決に向けた心理カウンセリングを行っていく。ここで大切なのは、問題を解決するのは臨床心理士ではなく、相談者本人であるということ。カウンセリングというと、あれこれアドバイスをすること(相談者の立場で言えば、あれこれアドバイスをもらって問題を解決してもらうこと)だと思っている人も多いようだが、それは大きな間違い。
日本臨床心理士会会長で心理療法家の河合隼雄氏は、自身のカウンセリングのあり方を「患者が自分で治っていくのを見守る」と表現している |
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