調査票
認定調査員は、調査内容を調査票にまとめ、マークシートに各項目の判断をチェックする
ガイド宮下、2007年度の1年間、某自治体で介護保険認定調査員を務めました。せっかく取った社会福祉士の資格を生かしたい、介護の現場を知りたいとの思いで有料老人ホームの介護職を目指したものの、就職活動は全敗(詳しくはこちらのガイド記事で)。その後見つけたのが、認定調査員の仕事でした。たった1年間ではありますが、やってみていろいろ思うところがありました。そこで認定員の仕事や求められるものなどについてまとめてみます。

◆INDEX◆
1P目>>【介護認定調査員とは?】
2P目>>【入職3週目には1人で調査に】
3P目>>【疑問を感じる調査員の養成】

介護保険認定調査員とは?

【仕事内容】 認定調査員の仕事は、要介護認定の元になる認定調査を行うこと。高齢者の自宅や入所中の施設、入院中の病院等を訪問し、82の調査項目に従って、心身の状態についての聞き取り、確認等を行い、調査票にまとめます。私が勤務していた自治体では、1人の調査員が1日2~3件を訪問。月40件程度の調査を1人が担当していました。

【立場・資格要件】 介護職のみなさんには、認定調査員と職場や訪問先で会ったことがある方も多いでしょう。でも、いったいどういう人たちがやっているんだろう? と思ったことはありませんか。私はこの仕事に就くまで、ケアマネジャーがする仕事だと思っていました。実際、居宅介護支援事業所等のケアマネジャーへ調査を委託することもあります。しかし平成20年度からは、新規申請分はすべて自治体職員が行うことになっています。ですから、どの市区町村も必ず認定調査員を雇用していると思います。

募集の資格要件は、ケアマネジャーとしているところが多いようですが、私が勤めていた自治体の募集要項には、ケアマネジャー以外にも「保健師、看護師、准看護師、社会福祉士、介護福祉士、実務経験が1年以上あるヘルパー1級等高齢者福祉の専門的知識を要する人」と、いろいろな資格が挙げられていました。私の同僚はヘルパー経験者が多数派でした。

【雇用条件】 ほとんどの自治体で、認定調査を行っているのは非常勤職員。自治体によって雇用条件は違うと思いますが、私の勤めていた自治体では週4日勤務。1年契約で契約更新は最大で4回。つまり、原則として最長5年の雇用となります。この記事を書くために、いろいろな自治体の認定調査員について調べてみましたが、給与は下記の通りかなりばらつきがありました。

 ●1件3500円(40件=14万円)
 ●月17日(おおよそ週4日勤務)出勤で13万円
 ●週4日勤務で1日7000円+1件1000円(=40件で約16万円)
 ●週5日勤務(9-4時)で約22万円、
 ●調査1件目は4000円、同日2件目以降は3500円
 ●週5日勤務(9-5時)で約24万円
 ●週5日勤務(9-4時)で約18万円

私は時間的にライターの仕事との両立が困難なため、1年で退職してしまったので、あまり偉そうなことは言えません。しかし調査員の仕事をしてみて、この仕事の重要性は痛感しました。そして、なぜ非常勤職員なのか、ということを強く感じました。このことについてはまた改めて書いてみたいと思います。

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