●登録したらどれぐらい仕事があるの?
では、講座を修了して仕事を始めたとして、いったいどれぐらい仕事が来るかが、気になるところ。
ヘルパー募集は多いのに、仕事の依頼は思ったほど多くないというのが、新人ヘルパーからよく聞く声。でも、事業者サイドからすれば、講座を終えただけで未経験の新人ヘルパーに、いきなりバンバン仕事は任せられない、というのも事実。簡単なホームヘルプから少しずつ任せて様子を見て、慣れてきたら仕事を増やしていくというケースが多いようです。
でも、利用者がヘルパー派遣を求める時間帯は朝食時、夕食時などに集中しがちで、その要望に応えるために、事業者はある程度の人数のヘルパーを確保することが必要。そこで常時募集をかけ、登録人数を増やしているという事業者もあります。中には、朝2時間、夕方2時間、あとは自宅などで待機、なんていうケースも。
そんな仕事量では一人暮らしもままならないので、固定の利用者を持たないヘルパーは数社に登録して、仕事を確保するというパターンが多いようです。
固定の利用者がつくようになると、勤務時間も収入も安定してくるので一安心。利用者からよく指名がかかる優秀なヘルパーは事業者からも大切にされ、たとえば固定の利用者が入院してスケジュールがぽっかりあいてしまっても、うまく新規の利用者の仕事をはめ込んで、収入が落ちないように配慮してくれたりするケースもあります。
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について紹介します。