アセスメント

Aさんとの面談では次のことを情報収集しました。

営業の仕事をしているため社外にいることが多く、昼食は一般の飲食店を利用している。ゆっくり食事をとる時間がなくて単品メニューを選ぶことが多い。果物は健康によいと考え、たくさん食べるようにしている。スポーツは好きで以前はよく運動をしていたが、最近は仕事が忙しく、休日は疲れて運動する気にならない。最近、体重が増えてきたことを気にしていたところ、特定健診で「動機づけ支援」になり、初回面接を受けることになった。

●その他、質問表に記入した生活状況からも情報収集し、問題点を対象者と一緒に整理しましょう。

気づきの促し

資料提供
単品料理のエネルギー量や運動のエネルギー消費量がのっている資料なども用意しておき、必要に応じて提供し、生活習慣病との関連を話します。
対象者が果物は健康によいと考えたくさん食べていることに対して、健康に気をつけようとしていることをほめます。「果物も食べすぎはよくないですよ」と否定するのではなく対象者が気づくように促しましょう。例えば果物や嗜好品のカロリーがのっているパンフレットを一緒に見て「どんな果物を良く食べますか?」と質問し、食べ過ぎによる内臓脂肪への影響を資料で情報提供し、対象者が気づくように促しましょう。

そのほか、以前はスポーツをしていたことに対して、どんなスポーツを誰としていたのかなどを尋ねてみましょう。健康講座や運動講座の案内を渡すのもよいでしょう。そしてこれからどんなことが生活の中で実行できそうか促します。

●必要に応じて、運動、生活活動量を増やす方法、運動メニューの作成、外食メニューの選び方、1日の食事の目安量を食事バランスガイドを用いて実践的な説明をしましょう。生活習慣を改善することのメリット、現在の生活を続けるデメリットなどの理解を促します。

目標設定

Aさんは管理栄養士との初回面接で健診結果や生活習慣病との関連を聞いて、気になっていた体重を適正にしようと決意。5kg減らすという目標を立てます。昼食時は外出先にいることを利用して、歩くことに決めました。またいつでもスポーツを始められるように、まずは地域のスポーツクラブや運動講座を調べてみることにします。果物を適量以上に食べていたことを知って、食生活について思い込みがあったことがわかり、よりよい食生活を考えるきっかけになりました。

●対象者と一緒に行動目標、行動計画を立てます。

「動機付け支援」の個別指導の場合は、6ヵ月後に保健指導の効果を評価します。サポート方法は勤務先により異なりますが、参考になるところがあれば活用してください。


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