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栄養士・管理栄養士業界 2008年トピックス

2008年は今まで以上に栄養士・管理栄養士の活躍が期待されます。特定健診・特定保健指導、食育、国際栄養士会議など主なトピックスをご紹介します。

執筆者:大石 淳子


2008年は今まで以上に栄養士・管理栄養士の活躍が期待されます。特定健診・特定保健指導、食育、国際栄養士会議など主なトピックスをご紹介します。

特定健診・特定保健指導が始まる

保健指導
保健指導は、医師、保健師、管理栄養士など中心となって、運動、食生活、禁煙の面から対象者を指導します。
今年2008年4月から40~74歳の被保険者と被扶養者を対象に、特定健診および特定保健指導の実施が始まります。これはメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の概念を導入し、生活習慣病を発症するリスクの高い人を減らすのが目的。

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型の肥満で、なおかつ高血糖、高血圧、脂質異常のうち2つをあわせもつこと。将来的に脳血管疾患や心疾患などを引き起こす可能性が高いので、メタボリックシンドローム該当者と予備軍を早い時期に見つけて、保健指導により予防していくことが重要だとしたものです。平成20年度と比べて、平成27年度までに、生活習慣病の有病者と予備群を25%減少させることを目標にしています。

保健指導が必要となる人を的確に抽出するために、従来の健康診断項目にはなかった腹囲測定などを必須項目として加えた特定健診を行い、結果に応じて医師、保健師、管理栄養士などが、運動、食生活、禁煙を中心に、行動変容を促す保健指導を行います。管理栄養士の活躍はとても期待されています。

この分野での管理栄養士の募集は増えていて、在宅ワークや非常勤などさまざまな仕事形態があります。保健指導に関する研修会も多く開催されているので、興味がある人は今からでも間にあうので各種求人案内やセミナー情報をチェックしましょう。

学校給食法が変わる?!

食育
子どもの食生活の乱れが深刻になっている。
2007年11月25日付けの東京新聞によると、文部科学省が学校給食法の改正を検討しているとのこと。改正案には、給食の目的を「食育」に転換し、「栄養教諭」の役割を条文に明記する方針などが盛り込まれています。

朝食欠食、偏食、孤食など、子どもの食生活の乱れが深刻化し、食に関する知識を身につけられるよう、学校で食育を推進することが求められています。学校給食の目的を見直し、栄養教諭が中心となって食育を行うという方針です。栄養教諭の配置は今後、促進すると考えられます。

栄養教諭になるには、栄養教諭普通免許状を取得する必要があります。免許には専修、一種、二種の3種類があり、種類によって栄養士か管理栄養士の資格取得が基本になっています。栄養教諭養成課程のある短期大学、大学、大学院などで規定科目の単位を修得します。また学校栄養職員として3年以上、在職している場合は、講習会などで規定の単位を修得すれば免許を取得することができます。

給食の実施率は、全国の小学校が99%、中学校が70%となっています。食育を行うために中学校の給食実施率が将来的には増加することも考えられ、より一層、栄養士・管理栄養士が求められるのではないでしょうか。

次のページでは国際栄養士会議についてご紹介します!
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