社会人の大学・大学院/社会人の進学・学生生活事例

【インタビュー】学び続ける! 31歳高校教師の場合(2ページ目)

教師として生徒に教えながらも、自ら学び続ける心を忘れないネルさんは、通信教育を利用しながら勉強を続けています。そんなネルさんの社会人学生生活に迫ってみました。

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

学費は誰が払っていますか?また投資額はいくらぐらい?

全額自己負担です。授業料+スクーリング受講料だけなら,日本大学で50万円(4年間)、放送大学で10万円程度です。この他、交通費・宿泊費がかかります。ちょっとした旅行のつもりで、かなりの金額をつぎ込んでいます。また、日大ではイギリスのケンブリッジ大学で行われたサマー・スクール(1ヶ月間)に参加しました。これは渡航費・滞在費込みで60万円程度かかりました。

会社(上司、同僚等)には大学に行っている事を話しましたか?またその理由は?

日大時代は、あまり話していませんでした。仕事に直接関係なく、話しても不思議がられるだけなので。それに話し始めると必ず仕事への不満にぶつかるので、話しづらかったですね。サマー・スクール参加時も「短期留学プログラムに応募して合格した」とだけ話しました。

放送大学については,あまり隠していません。仕事上必要性を感じて編入したわけだし、あまりマイナスイメージにはならないので。ただ、同僚には機会がないので話していません。生徒たちには「私は勉強が好きなのよ。空から授業が降ってくるのよ」と言ってあります。結構興味深そうに聞いてくれます。

仕事に支障はありませんか?どのように仕事と勉強を両立していますか。

日大時代には、事前に休みを取らせてもらっていました。(それが出来る環境だった)

今は原則仕事優先です。両立できないときには、勉強を後回しにします。そうしないと同僚にしわ寄せが来て、結局自分の首を絞めてしまいます。

試験日と出勤日が重なる事もあるかと思いますが、どのようにしていますか。

なるべく休暇が取れる時間帯に試験があるものを履修します。どうしても重なったときには、仕事優先です。

社会人学生になって、一番うれしかった事(良かった事)は何ですか?

・スクーリング等を通しての、多くの人たち(先生・学友など)との出会い(おかげでずいぶん視野が広がったと思います。)

・スクーリングで勉強したことをヒントにWebサイト(ネルのノート日本大学通信教育部非公式サイト~)を出したところ、多くの人に見てもらえるようになったこと

・サマー・スクール(イギリス・ケンブリッジ大学)に参加したこと

・卒論の試問試験で,担当の先生から「今日はベタぼめです」と言われたこと(お世辞でもほめられるとうれしい)

・武道館での日大の卒業式に,念願の袴姿で出席したこと

全然「一番」ではないですが、とにかくうれしいことはたくさんありました。

社会人学生になって、一番つらかった事(大変だった事)は何ですか?

日大での卒論で、締切直前に体調を崩してしまったこと。
本当は横になりたいのに、体にむち打って卒論を書きました。
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