3.【価値】ほどよくおしゃれで品質がよいこと
ユニクロの成功パターンは、実ターゲットとして最終的にはシニア世代も含めたファミリーに広がりを持たせ、価値としては量販店・スーパー以上、百貨店・専門店未満のポジションに立ち、ターゲットにまとめ買いをさせることにあるのだろうと思います。そうでないとこれだけの多店舗展開では数がさばけませんし、生産モデルの優位性が最大化されないからです。
今回の水着も、ほどよくおしゃれで品質もよさそうです。フリースが流行ったときも、量販店・スーパーのものよりは価格は高かったですが、品質やデザインがそれ以上に良かった。そしてコミュニケーション(CMなど)も鮮烈でした。そういった要因から広いターゲットに爆発的にヒットしました。その後は自ら市場成熟を早めたので、既存店の売上が低下しました。
ユニクロが下着を出した時は、ファミリーに広がりにくい商材なのでどうかなぁ…。と思っていたのですが、水着は結構イケるのかもしれません。夏休みの学校行事や部活、家族のレジャーなどにシーンを絞り、店舗やメディアで上手く訴求すれば販売効果はあがりそうです。
フリースで日本全体のカジュアルシーンを高めたユニクロ。ユニクロも含めたすべての水着メーカーが日本の夏休みを彩ってくださることを期待したいと思います!
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