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いかりや長介。3つの遺言。(2ページ目)

「8時だョ!全員集合」「ドリフの大爆笑」での笑い。「踊る大捜査線」で魅せた名脇役。長さんが私たちに遺してくれた3つの言葉を通じて、長さんの魅力を改めて振り返ります。

執筆者:桑畑 穣太郎

3.なんてな。


「踊る大捜査線」で長さん扮する“和久さん”が、織田裕二扮する青島を励ます名ゼリフです。青島を真剣に叱る和久さん。ひとしきり叱った後、去り際につぶやく言葉。それが、なんてな。です。尊敬できて安心して甘えられる人って、そう世の中に多くはいないのかなぁと思います。本気で叱られた後に、なんてな。と云われたら心があったかくなります。尊敬できるのに、愛嬌すら感じます。長さん自身、「踊る大捜査線」の俳優やスタッフから敬意を持って慕われたそうです。ギャグとかという次元ではない、長さんから染み出た言葉だったのかもしれません。

私たちは、長さんからブラウン管やスクリーンを通じて、多くの刺激を受けました。

長さんは「心のリーダー」であった。

そうでなければ一般のファンも含めたあの参列者の多さは説明がつきません。オイッス!と喝を入れ、だめだこりゃ。と一緒に悩み、なんてな。と微笑んでくれた長さん。長さんは、私たちの心にブランドとして永遠に生き続けることでしょう。長い間、私たちを愉しませてくれた長さん。本当にお疲れ様でございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。


●関連コラム:踊るメンバーが揃って舞台挨拶(映画ガイド 南 樹里さん)
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