●ラスベガスのマーケティングモデル
Las Vegas Convention and Visitors Authorityによって行われる観光客調査(2000年)によると、ラスベガスへの観光客一人あたりの平均旅行予算は、
買物 $182.60
ショー $94.37
観光 $72.94
となっています。
さらに同調査では、観光客の85%はギャンブルをするという結果が出ており、
ギャンブルを行った観光客一人あたりの予算は、平均$665.23です。
これは買物、ショー、観光を合わせた金額の約2倍に相当します。
「滞在時間を長くすることで、カジノに接する機会を増やす」
ラスベガスの収益を生み出すマーケティングの核はここにあります。
また収益の入口となるホテル、買物、ショー、観光は、逆にカジノ一辺倒になりがちなラスベガスのブランド価値を美しく親しみやすいものに変えていったのです。
「ブランド価値と収益モデルを上手く循環させる」
ラスベガスは独自のマーケティングモデルを創り上げたのです。
さらにラスベガスは観光マーケティングにとどまらず、自治体マーケティングにおいても成功を収めています。