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2002年はどんな年だった? マーケティング10大キーワード(2ページ目)

2002年はどんな年?ガイドなりにマーケティングにインパクトをもたらした10のキーワードをピックアップし、一言で表現してみました。

執筆者:桑畑 穣太郎

6. ブランド直営店の盛衰

特に東京では、丸ビルや汐留で都市再開発が進められました。
銀座や表参道でも外資系のブランド直営店が出店しました。
ブランド直営店が新たな街をつくり、街は店によって更にブランド価値を高めました。

その一方でマクドナルドやスターバックスは今年度、赤字を見込んでいます。マクドナルドは、価格戦略を誤り自らのブランド価値と共に収益をも下げる結果となりました。
スターバックスは多店舗化が災いし、既存店の収益を下げる結果となりました。


7.エグゼリーナ

仕事とプライベートをポジティブに生きる比較的高所得・高消費の女性層が注目を浴びました。
社会で活躍する女性たちは、女性のキャリアと新たな生き方を創りつつあります。


8. ウォルマート

世界最大のスーパーマーケット「ウォルマート」が西友の筆頭株主になりました。
ウォルマートは、圧倒的な調達力を背景にエブリデーロープライスを推し進めているスーパーです。
競争優位の要因として「価格」が重要とされてきましたが、品質を伴った価格設定で戦える企業は限られてきそうです。


9. 中国

2008年に北京五輪を控える中国は、現在日本の昭和30年代にあるという説もあります。
世界経済のローコスト生産拠点として貢献する一方で、WTO加盟により、グローバル企業の本格参入を促し、世界最大の消費拠点としてポテンシャルを発揮しつつあります。
今年、指導者も世代交代し若返りましたので来年は特に注目です。


10. ニッポン

今年はこの言葉を特に実感したような気がします。
世界のなかの日本、日本から世界への羽ばたき、拉致被害者の帰国、日韓交流。声に出して読みたい日本語。そして、日本初のノーベル賞ダブル受賞!

内外からの刺激が、これまで以上にニッポンを実感させたように思えます。


今年は一言でいうとどんな年だったのでしょうか?
ガイドはこう考えます。(続きは次ページ)
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