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巨乳ブームの生みの親、野田社長の逃げない人生

今回インタビューをお願いしたのは元イエローキャブの代表取締役社長の野田義治氏である。多くの巨乳タレントの生みの親として、芸能界に新しい流れを起こした人だ。ニーズの変化を敏感に捉えている。

執筆者:木村 勝己

何者からも逃げないということ。それがすべて。
 

巨乳タレントの生みの親

野田義治氏
野田義治(のだよしはる)「サンズ」ほか芸能事務所社長。1946年、富山生まれ。いしだあゆみらのマネージャーを経て、80年にイエローキャブ設立。かとうれいこ、細川ふみえ、雛形あきこらを発掘するグラビア界ナンバーワン社長。ブログ「野田社長の巨乳ビジネス概論」が好評。

現在の豊かな日本の元となるような、商品やサービスを作り上げた団塊世代へのフォーカス第2弾。今回インタビューをお願いしたのは元イエローキャブの代表取締役社長の野田義治氏。現サンズエンタテインメント代表取締役社長である。忙しく活動している中で時間を作って頂いた。

野田義治氏は1946年3月28日、富山県富山市生まれの広島県呉市育ちである。そう団塊の世代真只中の人である。多くの巨乳タレントの生みの親として、芸能界に新しい流れを起こした人だ。いしだあゆみさんを始め大物タレントのマネージャーを勤めた人としても有名であるが、開口一番に「マネージャーをやろうと思って出てきたわけじゃない」とのお言葉、さてその真相は…。

役者を目指して上京

最初は役者になりたくて広島から上京、最初に入ったのが劇団こまどりだった。数々のアルバイトを経験しながら劇団に通う生活がつづく。その中で新宿歌舞伎町のモダンジャズ喫茶でのアルバイトは野田氏に大きな影響を与えた。

このお店も時代の流れとともにモダンジャズ喫茶から、ロック、グループサウンズ、ディスコと形態が変化していったが、野田氏はこの同じ店での変化にずっと関わってきたのである。グループサウンズが急激に人気が出てきたときは、プロダクションに出かけてバンドのブッキンを行う。芸能界との接点ができ、劇団での付き合いも含め人脈が広がってくる。活動範囲に無駄がなかったという。自分に合っている世界で楽しいと感じたそうだ。

そして常に次ページのようにニーズの変化には敏感であった。
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