配線の処理が楽になる斬新な発想

液晶やPDPといった平面大型ディスプレイを部屋の前面に据えてのホームシアター。DVDから再生される映像には5.1チャンネルのサラウンド音響で臨場感もバッチリだ!

しかしサラウンド音響には部屋の周りに5台のスピーカーが、配線のケーブルを引きずりながら並んでいる。このスピーカーは部屋のレイアウトを制限し配線の処理も結構面倒である。

大学発ベンチャー企業として設立

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1BOXながら5.1chの完全立体再生が可能であり、リアルな3Dサラウンド音響が体感できる。写真提供:株式会社 ダイマジック

 

このような中、前面に据えた1BOXのスピーカーだけで5.1チャンネルのサラウンド音響が楽しめる商品が出ている。商品名は“beat shock”。東京電機大学の濱田晴夫教授の発明によるものである。

東京電機大学のTLO(技術移転機構)である産官学交流センターの支援のもと、大学発ベンチャーとして株式会社ダイマジックを設立(平成11年6月3日設立)して商品化された。

再生方式にステレオダイポール(Stereo Dipole)技術を採用している。このステレオダイポール技術は、英国サザンプトン大学(ISVR)と東京電機大学(音響情報研究室)が中心の研究チームによって開発された音響再生システムである。


1BOXの中には2個のスピーカーが近接

Beat shockの外見は、普通の小型センタースピーカーである。しかし1BOX“(200mm(W)x113mm(H)x149mm(D))”の中には2個の近接したラウドスピーカーが入っている。ステレオダイポールシステムが、特殊なデジタルフィルタを通して音源信号を処理し、その音を2個のラウドスピーカーによって再生する。

そして2個のスピーカーからは次ページのように3Dサウンドが得られる。