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アイデアの発想法シリーズ アイデアの具現化9段階・上

今回は”アイデアを作る5段階説”の最終段階であるアイデアの具現化の段階についてである。アイデアが現実の世界で有用であるか検証を行うことが重要であるが、ここは非常に忍耐のいる部分である。

執筆者:木村 勝己


アイデアの発想法シリーズの前回は、カオスの状態を経て創発が生まれた状態つまりアイデアの出現を見た。そうすると商品のイメージが一気に形作られてくる。ワクワクした状態であり実験や試作をする時である。

アイデアの具現化は9段階

そう今回は”アイデアを作る5段階説”の最終段階であるアイデアの具現化の段階についてである。アイデアが現実の世界で有用であるか検証を行うことが重要であるが、ここは非常に忍耐のいる部分である。

その検証のフローを項目で示すと以下の9段階になる。

画像
アイデアの具現化にはまずイメージ図を描いてみよう!そうすれば不透明な部分が見えてくる。
1. イメージ図の作成
2. 机上でのシミュレーション
3. アイデアのブラッシュアップ
4. 市場・先行技術・先願調査
5. 機能毎の実験・検証
6. 部品の選定
7. 設計・部品の調達
8. 試作検証
9. ブラッシュアップ


イメージを膨らまそう!

1.イメージ図の作成

検証には試作が必要だがこの試作のまえにまず図を書いてみる。これは設計図のような正確な図面ではない。アイデアを膨らますためのスケッチ程度のものだ。フリーハンドでよく機能毎に明確に記して商品レベルまで完成させる。

商品として実際に描いてみると、アイデアレベルでの感じでは素晴らしく思えたのものが、具体的な部分を明記しようとすると、その構造・技術的な部分で色々な問題が見えてくる。これらをひとつひとつ解決して商品レベルまで完成させるのである。

そして次ページのようにアイデアのブラッシュアップを進めよう。
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