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新素材の用途開発で具体例をみる アイデアを作る5段階プロセス(2ページ目)

アイデアを作り出すには5段階のステップがあるという。各段階には関連性があり、前段階が完了しないと次の段階に進んではいけないとのことだ。新素材の用途開発についてこの説を当てはめてみた。

木村 勝己

新素材の用途開発に有効?

このアイデアを作り出す5段階説は、新素材の用途開発のアイデアを導き出すには上手く当てはまるように思える。アイデアの種を見つけるには、新素材の活用は有効な方法といえるのである。以下にそのプロセスを具体的に説明したい。

まず第1段階として新素材の情報を収集しよう。展示会に参加してユニークな機能を持った材料のカタログを集める。材料そのものでなくても既に応用商品の中にも面白い機能の材料や部品が使われていたりするので、アンテナの感度を上げて探索しよう!

新聞や雑誌にも注目だ!業界紙には新素材特集や展示会情報さらに用途開発のアイデア募集などもあるため見逃せない。

アイデアは同時多発的に生まれる

新素材セミナーもある。これらの多くには、同時に用途開発のアイデア募集がある。そこではサンプルも提供されることが多い為、具体的試作検証を進める時には便利である。

特許の公開資料を見ていると、同じ頃に同じような特許が出願されているのを良く見かける。新素材が生まれた情報により、多くの人が用途開発を考える為、このような出願が増えるのではないだろうか。この領域の発明は特に時間との勝負といえそうだ。

次回は、このアイデアを生む5段階を、具体的事例で考えてみたい。

<関連リンク集>
危機的状況でのカップヌードルの発明 http://allabout.co.jp/career/invention/closeup/CU20020320/index.htm

アイデアの発想法
http://allabout.co.jp/career/invention/subject/msub_hassouhou.htm
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