ヒットの秘訣はセグメンテーション&ターゲティング
ヒット商品を生むにはマーケティング戦略会議でターゲットをはっきりさせよう! |
1.地理的な切り口
(a)地域:関東、関西、北海道、九州など
(b)人口密度:都市部、郊外、地方など
(c)都市人口:100万人、50万人、10万人など
(d)気候:温暖地帯、寒冷地帯、豪雪地帯など
2.人口統計的な切り口
(a)年齢:10代、20代、30代、40代、50代、60代など
(b)性別:男性、女性
(c)所得:年収500万円未満、500万円代、600万円代など
(d)職業:公務員、会社員、自営業、管理職、経営者、学生など
3.心理・行動面からの切り口
(a)性格:新し物好き、保守的、人に影響されやすいなど
(b)ライフスタイル:アウトドア派、スポーツ好きなど
(c)求めるベネフィット:価格、機能性など
(d)使用頻度:ライトユーザー、ヘビーユーザーなど
これら様々な切り口から一つもしくは複数の項目で市場を細かく区切っていく作業がマーケティングではセグメンテーションと呼ばれ、その細分化された市場のうち自社のチャンスが最大限に見込める顧客層に狙いを定めていく作業がターゲティングだ。
通常の携帯端末は緩やかなセグメンテーション&ターゲティングで、より多くのマーケットを引き付けるマーケティング戦略を展開している。今回の“美人ケータイ”はこのような通常のマーケティング戦略に対し、女性というより狭い明確なターゲット顧客を設定。対象顧客を絞って個性的なこだわりのある商品に仕上げている。
最近では消費者は大量生産されるマス・プロダクトに飽きて、より自分の趣向に合った個性のある商品を選ぶ傾向が強い。“あなたのために開発した商品です”というメッセージをターゲットとなる顧客層に届けることができれば、それだけ商品を選んでもらえる可能性は高くなる。このような観点に立てばセグメンテーションとターゲティングはヒット商品を生み出す現代マーケティングの一つの基本と言うことができるだろう。
実はセグメンテーション&ターゲティングで大ヒットした“先輩ケータイ”があった!過去の成功事例は次ページで!