北海道を中心に大人気の「ねこのたまご」って何?

ねこのたまご
北海道を中心に人気爆発中の「ねこのたまご」とは?(画像は卵のイメージ画像です。)
東京のとあるコンビニエンスストアで「ねこのたまご」という一風変わった商品が並んでいます。手にとってレジで精算を済ませ、中身を確認するとそれは大福のような生菓子。ひとくち口に運ぶと外のモチっとした食感の次にふんわりとしたレアチーズの甘みを抑えた上品な味が舌を楽しませてくれます。製造元である松竹屋製菓のサイトを訪れると「ねこのたまご」は今回購入したレアチーズだけでなく、十勝ワインや古川さんの馬鈴薯、苺みるくなど実に21種類。味もバラエティに富んでいます。

ねこのたまご
「ねこのたまご」の正体は現代風大福?社長の閃きが大ヒットに繋がった!
そもそもなぜこのような商品に「ねこのたまご」という奇抜な名前をつけたのか?名前の由来を紐解くと以前社長が飼っていた「パセリ」という猫が、大好きなテニスボールを抱いている姿を見て、あたかもたまごを抱いている様に見えたところから「ねこのたまご」という商品名が閃いたとのこと。

この閃きから生まれたネーミングにより、「ねこのたまご」は大ヒット。地元北海道では直営店を始め、デパ地下や空港、JRの駅構内、ホテルなどたくさんのチャネルを通じて販売され、若者を中心にファン層を開拓しています。また、販売網は北海道のみでなく、今回購入した東京のコンビニエンスストアに加え、関東や関西の三越、伊勢丹、そごうなど百貨店の食品売り場で入手することが可能で、販売店では毎日多くの人で賑わっています。

ねこのたまご
モチっとした食感と甘さを抑えたクリームで大人気のレアチーズ。多くのテレビ番組でも取り上げられた。
このインパクトのある名前による商品のヒットにマスコミも注目。「ねこのたまご」はTBS系列の「はなまるマーケット」を始め、テレビ朝日の「ワイドスクランブル」、フジテレビの「バニラ気分」など数々の番組で取り上げられました。

商品が売れるきっかけにはいくつもの要素がありますが、この「ねこのたまご」の場合はネーミングのインパクトによるもの。そこで今回はネーミングから商品をヒットに導くマーケティング戦略について考えていきたいと思います。

マーケティングの基本『AIDMA理論』

マーケティング戦略をうまく機能させていく上で、基本的な理論としてAIDMA理論というものがあります。これは消費者の5段階の行動プロセスを表したものです。簡単に説明すると、消費者はまず広告などの企業のプロモーション活動を通して商品の存在に気付くこと(Attention)から始まり、それが自分の趣味や嗜好に合うようであれば興味(Interest)を持つようになります。一旦興味を抱けば、その商品に関するいろいろな情報を集め始め、遂には欲しいという欲求(Desire)を抑えきれなくなり、商品を記憶(Memory)しておいて、店頭に出向いた時に購入という行動(Action)を起こすというパターンになります。このような通常の購買行動に至るまでのプロセス『Attention(注意)』『Interest(興味) 』『Desire(欲求) 』『Memory(記憶) 』『Action(行動) 』の頭文字を取ってAIDMAと呼ばれるのです。

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