<5位.知的財産戦略大綱発表される>
小泉首相主催の知的財産戦略会議が、特許や著作権などの知的財産について、これからの方向性や具体的な道筋を示す「知的財産戦略大綱」の素案を6月14日に発表した。
そして7月3日に「知的財産戦略大綱」を正式に決定した。これは知的財産の創造、保護、活用と人材育成を4本柱としている。
2003年4月に知的財産戦略本部を内閣に設けることや、2005年度迄に政府が指導力を持って取り組むべき、アクションプログラムも同時に定めている。
大学の研究成果も積極的に特許化して、産・学・官が協力して事業化を進められる方向になり、多くのベンチャー企業が生まれることが期待できそうだ。
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●我が国も知的財産立国へ発進!
<6位.超薄型次世代ディスプレー発表相次ぐ>
パソコンのCRTモニターについては、液晶がその座を確保してきているが、テレビについてはプラズマディスプレーが、ハイビジョン放送と共に頭角をあらわしてきた。
まだ高価であるが壁掛け式の大型ディスプレーとして、あるいはホームシアターとして成長しようとしている。
ワールドカップサッカーの日韓共同開催により、販売が拡大した感じだ。
≪有機ELディスプレー:写真提供=三洋電機≫
そのような中、超薄型ディスプレーの商品開発も進んできた。紙のように丸められる電子ペーパーや、自発光式では有機ELディスプレーはこれから期待されるものだ。
三洋電機、ソニー、東芝などが積極的に開発を進めており、展示会やメディアでの紹介が目立った。
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