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危険!夏の悪性紫外線から逃げろ(2ページ目)

夏になると小麦色の肌は魅力的だ。しかしオゾンホール拡大による紫外線の増加は皮膚ガンの発生率を上げてきている。紫外線が20%増えると発ガン率は40%前後にアップするというのだ。

執筆者:木村 勝己

●紫外線とは

その紫外線とは、いったいどんなものなのだろうか?その対策には相手を知ることが必要だ。

太陽の光は、ガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線に分けられる。可視光線は名前のように、私たちの目に見える光である。物体にあたった光の反射・吸収により、物を見たり色の違いを確認できるのだ。

光は波の性質を持っており、この可視光線より波長の短い光線(波長約400ナノメートル~約100ナノメートル)が紫外線である。1801年、ドイツの科学者・リッター(J.W.Ritter)により発見されたものだ。


≪太陽光線(電磁波)のスペクトル分布≫


この紫外線は更に4つにわけられる。それはA紫外線、B紫外線、C紫外線と真空紫外域である。このうち300ナノメートルより短い波長のものはオゾン層により吸収され、地表に到達するのはA紫外線とB紫外線の一部である。

そしてこのB紫外線は特に有害なのである。皮膚ガンの原因やシミ、ソバカスの原因にもなっている。ただ殺菌作用もあり大腸菌や赤痢菌や人類に有害な他の菌も殺してくれるありがたい作用もあるのだ。

紫外線対策を!

紫外線対策としては、まず布で防御するのが簡単な方法である。この場合できるだけ厚手のもので黒色の素材が良く、生地は綿が良いそうである。しかし夏の暑さを考えると利用範囲が限定されそうだ。

そこでこの紫外線から体を守るために、多くの商品が開発され販売されている。次ページに紹介するものをうまく利用して、この夏を楽しく過ごしたいものだ。
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