マーケティング/マーケティング事例

給料3ヶ月分の婚約指輪を買う人っているの?(2ページ目)

「婚約指輪は給料の3ヶ月分」-これは1970年代に販売促進で使われたキャッチコピーですが、今では婚約指輪購入の目安になっています。このようなプロモーション戦略を支持する人がどの位いるのか調べてみると・・・

安部 徹也

執筆者:安部 徹也

マーケティング戦略を学ぶガイド

人々に支持されている「新しい習慣」って?

企業側から提案される新しい習慣は実に様々なものがあります。前述したデビアス社は「婚約指輪は給料の3ヶ月分」に続いて、「結婚10周年にはスイートテン・ダイヤモンド」と呼びかけましたし、他にも代表的なものは「バレンタインデーにはチョコレート」などといったものがあります。今回は以下の「新しい習慣」についてアンケートを実施してみました。

新しい習慣
MBA Solution, Inc. 2005年12月15日実施アンケート(有効回答数100人)

「バレンタインデーにはチョコレートを!」
「バレンタインデーにはチョコレートを!」は最も成功した新しい習慣。
アンケート結果を見ていくとやはり圧倒的に人々に受け入れられているのは「バレンタインデーにはチョコレート」です。この習慣は1958年に東京のデパートでチョコレート業者が行った「チョコレートセール」が始まりですが、実に贈る側の女性には76.7%の支持を受けています。一方でバレンタインデーの1ヵ月後のホワイトデーは、全国飴菓子工業協同組合が1978年にバレンタインのお返しにキャンディを送る日にしようと決定した後、1980年から大々的にキャンペーンを始めましたが、男性がキャンディを贈る比率は17.4%と今一歩定着はしていないようです。

また、意外に健闘しているのが「土用の丑の日にはうなぎ」です。この習慣は江戸時代にエレキテルの発明などで有名なあの平賀源内が提案したものとされています。夏場にうなぎが売れなくて困っている近所のうなぎ屋の主人に頼まれて源内が「土用の丑の日、うなぎの日。食すれば夏負けすることなし」という新しい習慣を提案するキャッチコピーを考えつきました。そこでうなぎ屋がそのキャッチコピーと共に「本日土用丑の日」と看板を掲げたところ大繁盛したというエピソードが起源とされています。この習慣が脈々と受け継がれ今でも6割以上の人が男女を問わず土用の丑の日にうなぎを食べるということを支持しているのですね。

「新しい習慣」を提案されたら・・・

このような習慣形成は企業のマーケティング上、繰り返しお客様に商品やサービスを購入していただくことに非常に効果を発揮します。たとえば、今回紹介した以外にも「毎月29日は焼肉の日」など独自に新しい習慣を定着させようと努力している企業もあります。企業側からすればこのような新しい習慣を提案して、広く顧客にアピールし、定着すれば売上アップに繋がります。また一方で私たち消費者側からすると企業から提案された新しい習慣を闇雲に受け入れるのではなく無駄な出費とならないように十分吟味してから受け入れるとよさそうですね。

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