人口減少時代がやってきた!
国立社会保障・人口問題研究所によれば、日本の人口は2006年にピークを迎え、2050年には最悪のシナリオで1億人程度にまで落ち込むという衝撃の予測が・・・・・・その時日本はどうなる?(データ出典:国立社会保障・人口問題研究所) |
このような総人口の減少は私たちの生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか?狭い国土の上に多くの人々が暮らす日本ですから、人口が減ると言うことは、今まで高くて手が出なかった土地が需要の減少で安くなったり、これまで難関で入れなかった大学が受験生の減少で入りやすくなったり、通勤時の満員電車で苦しんでいたのが利用者の減少で緩和されたりと消費者にとってはいいことも予想されますが、企業側に立てばいいことばかりではなさそうです。
この人口減少は国内だけでビジネスを行っている企業にとっては市場が縮小するということを意味します。現在でも消費の低迷で厳しい業績を強いられている企業にとって、この追い討ちをかけるような問題に対してどのように対処すればいいのでしょうか?うまく乗り切っている企業の事例を見ながら、考えてみましょう。
少子化によって子供向け市場が縮小!
少子化による人口減少時代の到来!その時企業のマーケティングは? |
この少子化の影響を真っ先に受けるのが子供をターゲットにしている企業です。たとえば、ピアノといえば、子供の習い事として非常に人気のあるものですが、少子化の影響を受け、その市場規模は減少傾向です。ヤマハのピアノ教室を例に取ると、1993年には70万人いた生徒数が2002年には50万人まで減少。なんとここ10年で20万人近くも生徒を失った計算になります。
この危機的状況にヤマハが採用した起死回生のマーケティング戦略とは?次ページにお進みください!