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天才発明家、ダ・ヴィンチ(4ページ目)

芸術家でもあり天才的発明家でもある、レオナルド・ダ・ヴィンチが今年は話題になりそうだ。イタリア年2001プロジェクトが開催されており、 ”ダ・ヴィンチとルネサンスの発明家たち展”や”イタリア 科学とテクノロジーの世界~ダ・ヴィンチ、ガリレオとその後継者たち~”がほぼ同時期に、7月から2ヶ月に渡って開催されているのだ。その発想の先進性は凄い!

執筆者:木村 勝己

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≪紹介する発明品≫


自転車
自動復元印刷装置
自動肉あぶり器
金属やすり製造機
投石砲
飛行機、グライダー
垂直離着陸用ヘリコプター



≪自転車≫

●彼の考案した乗り物に自転車がある。このデザインは現代のものと殆ど変わらないものであった。この時代、二つの車輪でバランスをとるという発想はユニークであり、4輪の乗り物以上に大きな発想を必要とするものである。動力伝達にチェーンと歯車を用いており、このへんも画期的である。



≪自動復元印刷装置≫

● グーテンベルクが印刷機を発明し、最初に42行聖書を刊行したのが1452年。レオナルドが生まれた年であった。そしてレオナルドも印刷に関しての研究は行っている。これは最初の印刷をした後に次の印刷を自動的にセットするもので、自動復元印刷装置といった名前である。また凸版方式のエッチング法の考案もしていた。

≪自動肉あぶり器≫

●1480年、自動肉あぶり器がある。これは串に刺した肉を焼くのに、自動的に回転を行わせようとするものである。肉の下の燃料で暖められた空気が、上昇気流として上に抜ける際に風車を回転させる。そして歯車を使って回転を縦軸から横軸に変換して、ベルトの回転により下部の串軸を回転させる。これの良い所は、火力が強くなると風車の回転が速くなり、つまり肉の回転も速くなり、焦げる心配がない。ここで使われたプロペラは歴史上最初のものだそうである。

≪金属やすり製造機≫

● 金属やすり製造機は、職工が鉄板にヤスリの目を刻んでいくのを自動化するものである。エネルギーは吊るした重りの自由落下を利用している。これはクランクと呼ばれる、往復運動を回転運動に変える機構を使っている。

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