営業のノウハウ/営業の基礎知識

営業マンなら外見力を高めよう(2ページ目)

営業マンは見た目でお客さんに力量をはかられます。それは仕方がありません。初対面では、極論するなら見た目以外に判断する材料がないからです。では、どうすれば外見を磨けるのでしょうか?

西野 浩輝

西野 浩輝

営業ノウハウ ガイド

上場企業を中心に営業、交渉などの研修講師として活躍。受講者数3万人。「5分で売れる! 営業ノウハウ」執筆。

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外見力向上のポイント1「want」と「can」を意識しよう

営業マンが外見力を高めるときに、キーワードにして欲しいのが「want」と「can」です。まず「want」では、「自分がどんな外見になりたいか」を考えます。次に「can」では、「本当にその外見になれるのか」を試してみます。

どんなに「こんな外見になりたい」と思っても、実際になれなければ外見力向上には失敗します。私の「口ひげ」と「ダブルのスーツ」が成功したのも、「want」と「can」が一致したからです。

私が知っているある若い営業マンも、以前「want」と「can」が一致せずに失敗したことがあります。

彼も私と同じように、自分がお客さんに若造に扱われることをなんとかしたいと考え、40代~50代向けのブランドを身につけたり、ダブルのスーツを着るなどの工夫をしていました。ところがこれが、まったく効果を発揮しませんでした。

「若者が、無理をして中年の格好をしている」という雰囲気が、ありありと感じられたからです。

そこで彼は、戦略を変更。「まだ比較的若いが、知的でシャープ。切れ者」といった印象を与える服装や髪型をするようになったのです。

こうして「want」と「can」が見事に一致。彼は今では若いながらにして、多くのお客さんから信頼を勝ち得て活躍しています。
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