空気が読める人とは?

KY(空気読めない)。

昨年から今年にかけて、ホント流行語になりましたよね。私も営業指導等を通じて、これまでいろんな営業マンを見てきました。

正直に言って、空気を読むのが抜群にうまい営業マンもいれば、空気を読むセンスがまったくない営業マンがいるのも事実です。

お客さんや上司からの評価が高い営業マンは、やはり空気を読むのがうまいものです。

相手の要望を把握しよう

では「空気が読める人」とは、いったいどんな人なのでしょうか。どの職場でも良く見られがちな、あるシーンから考えてみましょう。

「おいA君、X社の件はいったいどうなった?」

Aさんは上司から突然呼び出されて、こう聞かれました。

「えーと、X社はですね、先週H部長とお会いする約束だったのですが延期になりまして、でも担当者のIさんとは来週お会いする約束をしていますので、このときH部長にもご同席願えないかとIさんにお願いしようと思っているのですが、ところが最近Iさんは忙しいらしくてなかなか連絡がつきませんで……」

「おいおい、何を言っているかさっぱりわからないよ。もっと整理してから、もう一度私のところに来てくれ」

次に呼び出されたのはBさんです。

「おいB君、Y社の件について知りたいんだが」

「すみません。ご報告する件について整理をしますので、5分ほどお待ちください」

そして5分後、Bさんは報告事項をメモにまとめて上司のところに行き、理路整然と報告しました。

「ありがとう。状況がよくわかったよ。その方向性で進めてくれ」

AさんとBさんの違いは何だったのでしょうか。それは、Bさんの方が上司の要望をよくわかっていたということです。上司はこのとき、「商談の進捗状況について、しっかりとした整理された情報がほしい。ただし緊急ではない」という要望を持っていました。

ところがAさんはその空気を読めなかったため、とにかく急いで報告しようとしました。一方Bさんは空気が読めていたから、上司を5分待たせることができたのです。