営業のノウハウ/営業の基礎知識

お客さんが求める営業担当者像とは(2ページ目)

新人営業マンが街に飛び出すシーズン。しかし、間違った自己アピールをしている方を見かけます。お客様が望む担当者像を正しく理解し、振る舞いを変えてみましょう。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

営業がとるべき態度

でも、「新人」を隠しても、隠し通せるものではない、ということもあるでしょう。うちの商品は複雑で、長年愛用してくださるお客様の知識量の方が豊富。そんな場合はどうしたらよいでしょうか。

ズバリ、できるだけ背伸びをし、自信ありげに振舞いましょう。

自信ありげに振舞うことで、お客様が持つあなたに対しての信頼感が高まるのです。

お客様に接するときは、「私は重要人物である」、とセルフイメージを高くもって振舞ってください。そして、重要人物にふさわしい知識やスキルが現実に自分のものとなるように勤めましょう。

重要人物であるあなたには、「私がお客様の問題解決にベストを尽くします。お任せください」という、気構えと態度が必要です。ですから、仮に何か困ったことがあったときでも、すぐ上司を頼るようではいけません。つまり上司をすぐ連れてくる、すぐ案件を持ち帰るというのではダメです。

上司を同行させたときも、私は上司のお付きの人です、とならないように気をつけましょう。上司がいても(少なくともお客様の前でだけは)、できるかぎり自分が前面に立って取り仕切るべきです。

なぜなら、お客様はあなたに、「この領域、この案件に関しては、私が一番現場だから一番よく知っている。私がこの問題解決をできるんです」と思っていて欲しいものです。

実際そうであるべきだし、仮にまだそういった段階でなくとも、心の中で言い聞かせながら、それに近づくように振舞いましょう。

そういったあなたの自信と責任を感じさせる態度が、お客様から「○○さん(あなたのこと)は頼りになる。彼(彼女)がうちの担当でよかった」と思ってもらうための近道なのです。

気をつけるべきこと2点

ただし、背のびする、といっても気をつけるべきことが2つあります。

1.背伸びしすぎは禁物

嘘やハッタリはバレたとき信用を失ってしまいます。バレたとき、お客様が怒るようなことはしてはいけません。

2.重要人物を履き違えて、前面に出すと嫌味

ただ偉そうにすればいいというものでは、ありません。偉そうに振舞う営業を好むお客様なんていませんよね。


いかがでしたか?新人であるときに、それを言い訳にしないことは、大変なプレッシャーです。しかしその積み重ねが、現実のあなたを大きくしていくのです。是非頑張ってください。

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