すぐやることでスタートダッシュ! |
行動量が成果を決める
営業マンが成果をあげるためには、多くの見込み客と会い、多くの提案をすることです。それしかありません。そのなかで、成約しそうな商談の種を育てていき、芽が出るのを待つ。芽が出た商談はさらに大きくしていき、リピートという実がなるのを待つ。
やっていることは非常にシンプルです。こういったプロセスのなかから成果をあげていくためには、スキル・テクニックを学ぶことで効率を上げることも重要です。私は職業として、そのお手伝いをしているわけですから。
しかし、スキル・テクニックさえあればよいというものでもありません。そのスキル・テクニックを実践する現場の数が必須なのです。
つまりは行動量を増やすこと。どれだけ高い打率を誇るバッターでも、打席に立たなくてはヒットは打てないのですから。
どうすれば行動量を増やせるか?
行動量の多い人に共通するのは『すぐやる習慣』です。逆に、行動量の少ない人でこの習慣を持っている人は少ない。
たとえば、届いたメールにその場ですぐに返信を出す。これが、「今は時間がないからあとで返事しよう」と考えてしまうと、ズルズルと遅くなり、つい返事するのを忘れてしまうことも。そうでなくても、いざ返事を出すときに「どういう内容のメールだったっけ?」と読み返すのに時間がかかり、非効率になってしまう。
そういうちいさな非効率の積み重ねが、トータルの行動量の差になって表れてくるのです。
「行動量を増やそう」と鼻息を荒くするよりも、淡々とやるべきことを『すぐやる』ことさえ欠かさなければ、行動量は自然と増えるものなのです。