営業のノウハウ/営業の目標・売上管理・顧客管理

サボり上手はお仕事上手(2ページ目)

4月は心機一転してがんばるのに適したシーズン。でも、ここで気合を入れすぎたひとに限って、5月には五月病なんてことに。うまくスルリと息抜き出来る人の考え方は?

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

息抜きを悪いことだと思わない

よくしてしまう認識間違いが『息抜きすることは罪だ!』と思ってしまうことです。

「息抜きは、エネルギーを補給するために必要なこと」と頭ではわかっていても、心理的にどうしても罪悪感を感じてしまう。そんなことって、ありませんか?

そういう人の典型的な行動は、『息抜きしているときに、上司が近づいてくると、つい仕事をしているフリをしてしまう』なんていうもの。こういう方は、心の奥底では『息抜き=サボリ』だと思っていることになります。

そういう風に考えていると、せっかくの息抜きタイムをとっても、なかなか心身ともにリフレッシュされません。「怠けた自分を責めてしまう」気持ちがどこかにあるからです。

F1だって、必ずピットインして燃料補給するじゃないですか! 重要なのは、それをより効率的におこなおうということ。まずは、『息抜きは善だ』と自分に言い聞かせることからはじめましょう。

体力・気力が無限にあると思わない

もうひとつ、うまく息抜きできないひとに共通するのが、『体力・気力切れしないという理想を追ってしまう』ということです。

人間の体力・気力というのは、使えば尽きるものです。そのことをキチンと認識せずにいると、つまりそれらが無限のものだと思ってしまうと、当然ながら「息抜きなんて必要ない」となってしまうわけです。

言わば、マラソンランナーが自分に対して、「私はなぜ、今すぐ全力疾走しない!!怠慢だ!」と言い聞かせているようなものです。明らかにムリですよね。42.195kmを全力疾走で走りぬくことなんてできません。

マラソンに置き換えてみれば、ペース配分を考えることは当たり前に感じるのですが、いざビジネスになると、どうしてか「ムリがきく」と感じてしまうから不思議です。でも、ムリはきかないものですよ。ずっとは。

つまり、
『体力・気力は無限ではない』

『だから、体力・気力の定期的な補充が必要』

『だから、息抜きはずっと仕事をするために不可欠である』
と考えるのが正しいわけですね。

息の抜き方はひとそれぞれ

息を抜くと一言で言っても、その方法は人それぞれです。仮眠をとるのが良い人もいれば、ちょっとリラックスしてコーヒーを飲むのがよい人もいるでしょう。
就業中でも、ちょっと席を立ってストレッチなんていうのは、精神面だけでなく、肉体面の疲れにも効果テキメンです。

お昼休みに、イヤホンを耳につっこんで音楽を聴くのもよいでしょう。週に1回、飲みに行くと決めるのも良いかもしれません。

自分なりのベストな息抜き方法を見つけてみましょう。仕事ができるビジネスマンへの一歩になりますよ。

 


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