3位 日照・風通し
日当たりや風通しのよい住まいが日本人の理想像だ
日当たりや風通しのよい住まいが日本人の理想像だ

■「日が当たらない部屋にいると、気分まで暗くなってしまいます」(40代女性/東京都)
■「布団を干すのに日当たりの良さが必須条件である」(60代以上男性/千葉県)
■「東南の角なら申し分なし」(60代以上男性/兵庫県)
■「お金で買えないと思います」(30代女性/埼玉県)
■「風の通るきもちのよい家なら健康に過ごせると思う」(50代女性/愛知県)
■「窓が必ず前後(東西や南北など)にあることが必須です。風通しがいいことが一番です」(30代女性/千葉県)

日本人は部類の日当たり好きと言われています。特に都市部では土地が狭く、家が密集した環境になりがちなのでなおさらなのかもしれません。また湿度の高い気候も、風通しの良さを重視する傾向を促しているのでしょう。省エネのためには気密性の高い住宅が望ましいと言われていますが、風通しとの兼ね合いが課題ですね。

2位 周辺環境

■「仕事で遅くなることが多いので、やはり治安は気になります。街灯の少ない場所が通り道になっているところは避けます」(30代女性/京都府)
■「私にとって幹線道路の側や繁華街など、騒々しいのはNG。多少駅から遠くても(徒歩15分くらい?)緑豊かな生活を送りたいから」(40代女性/神奈川県)
■「子供を狙った犯罪が多いので安心して通学できるように」(30代女性/群馬県)

女性の声で多かったのは、治安の良さを重視するというもの。騒がしい環境を敬遠する意見も目立ちました。そしてやはり子どもの教育環境を気にかけています。

■「やっぱりお隣さんとの関係や周辺の環境は大切です」(40代男性/和歌山県)
■「まだいない子供の成長を考えて、表面的な綺麗さだけでなく、人との接触が感じれる街を選びました」(30代男性/埼玉県)
■「緑の多い場所がいいのです」(50代男性/東京都)

一方、男性は意外と隣近所とのつきあいを気にするようでした。自然環境のよさを重視する声も男性のほうが多いような気がします。

1位 立地

栄えある第1位は「立地」。特に交通の便を重視する声が目立ちました。みなさんのコメントを見てみましょう。

■「駅から10分以内。雨が降っているときに、それ以上歩くのはいやだから」(50代女性/千葉県)
■「都心だと何でもすぐ揃って便利。通勤もラク」(30代女性/東京都)
■「年をとると、交通の便がよく、日常生活が徒歩で出来るところが必須」(60代以上男性/静岡県)
■「毎日の通勤・通学・買い物。 5分違えば往復10分。1年で60時間。私は失敗した!」(30代女性/千葉県)

ほかにこんな意見も。

■「どこで買い物するか、遊ぶかなど自分のライフスタイルに合った場所が良いから」(30代女性/京都府)
■「譲れないというか、大前提といってもいいかと思います。 だから、購入出来ないという悪循環になっているのですが…」(40代男性/東京都)
■「一生住むとは限らないので、ゆくゆく売りに出した時に確実に売れる場所(立地)にこだわります」(30代女性/東京都)

立地は利便性だけでなく、環境や日当たり、価格などいろいろな面に影響する条件です。「住宅の資産価値は立地で決まる」とも言われるだけに、こだわる人が多いのも頷けるところでしょう。

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修正できない条件が上位に集中

いかがだったでしょうか。「みんな、考えることは同じ」と思いましたか? それとも「自分のこだわりとはずいぶん違う」と感じたでしょうか。

全体をとおして言えることは、「買ったあとではお金をかけても修正できない」条件が上位に挙がっているということです。1位の立地はもちろん、2位の周辺環境、3位の日照・風通しなどは典型的です。5位の耐震性・構造はお金をかければ直せますが、設備や間取りに比べて相当な出費を覚悟しなければなりません。そうした修正のきかない条件を最優先することは、住宅選びの基本といえるでしょう。

価格が8位だったのは意外と低いランクだったと言えるかもしれません。ただ、予算については「こだわりの条件」というよりも「前提条件」と考える人が多かったのでしょう。予算の範囲内でいかにこだわるかが、住宅選びの難しいところでもあり、面白いところでもあるのですから。

家を買うときに物件選びで迷ったら、「ゆずれる点」と「ゆずれない点」をもう一度冷静に考え直してみることをお勧めします。条件が明確になれば、希望に合う住宅と出会えるチャンスが広がるでしょう。
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