プレゼンテーション/効果的なプレゼンテーション

強みを活かすプレゼン術(2ページ目)

プレゼンにおけるあなたの強みは何でしょうか? しれを知ってするプレゼンと、知らずに行なうプレゼンは、全くの別物になるでしょう。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

あなたにとっての強みは?

強み。これって実は、自分ではすごく気付きにくいものだと思っています。というのは、自分ではそれを高めるための努力をしたこともない項目だからです。「やれて当たり前」そう感じるのです。私にとっての姿勢なんて、まさにそう。

ではどうしたらよいかと言うと、まわりから聞くしかありません。あなたを見ているひとは、客観的にその強みを判断してくれます。

私は研修中、プレゼンのフィードバックとして「○○さんにとっての大きな武器は、その笑顔・表情ですね。なかなかそれほどの表情はできないですよ!」などと言ったりします。別にリップサービスではなく、本当にそう思うから言うのです。

ですが、それを聞いた受講者さんは、少し腑に落ちない顔をします。「そんなに大したことはしていない…」とでも言いたい感じの顔。――そんなものです。聞いたほうは、よくわからないんですよ。でもそこに強みがあるのは事実です。

強みを活かす

まだ納得してなくても、ある程度人から聞いて自分の強みとおぼしきものが見えてきたら、それを最大に強調する形でプレゼンをつくってみてください。

論理構造を組み立てるのが得意ならば、クールで知的なプレゼンに徹する。感情表現の豊かさが強みならば、あえて感情的なプレゼンをやってみる。

その結果できあがるプレゼンテーションは、あなたらしさが表現されていて、かつ強みが活かされた素晴らしいものになっているはずです。
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