プレゼンテーション/効果的なプレゼンテーション

強みを活かすプレゼン術

プレゼンにおけるあなたの強みは何でしょうか? しれを知ってするプレゼンと、知らずに行なうプレゼンは、全くの別物になるでしょう。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

自分自身の強みを、しっかりと見つめてみませんか?
プレゼンテーションに関して、色々な企業での研修で指導していると、1つのことに気付きます。それは「全く教わったこともないのに、うまく出来る部分が、誰でも1つは持っている」ということです。

後天的に身につけたのではない、明らかに先天的に持っているもの。そういうものがあるんですよね。

それはまさに、その人にとっての「強み」そのもの。今日はこの「強み」をテーマにお話ししたいと思います。

自分の強みに気付き、活かす

たとえば、若手芸人コンビ「麒麟」の川島明さん。漫才の冒頭、マイクに口元を寄せて、低い声で一言「麒麟です」というフレーズはM-1などではおなじみでしょう。

彼の強みは、明らかに『ええ声(良い声)』でしょう。Googleで「川島 ええ声」で検索すると、なんと52100件ものサイトがひっかかります。彼自身もそれを自覚していて、漫才やソロでのネタで存分に活かしています。

滑らかなトーク技術ももちろんそうですが、それはおそらく後天的に鍛えたものでしょう。また彼の場合、そのええ声があるからこそ、滑らかなトーク技術も際立つのだと言えます。

私自身の話も少ししましょう。私の先天的な強みの1つは、姿勢です。自分では気付かなかったのですが、人から「姿勢いいですね」と言われる回数が半端なく多い。これはもう、完全に先天的なもの。姿勢を良くする努力をした覚えていないんですよね。

そして、姿勢が良いとパッと見がしっかりして見える。これはプレゼンテーションを指導する立場として、非常に得をしているなと自分でも思います。

では、あなたにとっての「ええ声」にあたるものは何でしょうか?次のページでそれを明らかにするステップをお話しします。
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