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イチロー、WBCインタビューのプレゼン術

イチローのWBC後のインタビューご覧になりましたか? スピーチ・プレゼンを学ぶ上で非常に勉強になるんです。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

イチローのインタビュースピーチ

イチローのWBCスピーチ、とても印象的でした。なぜ印象的だったのでしょうか?
日本全国が注目したワールドベースボールクラシック、略称WBCは日本の連覇で幕をとじました。とても興奮する戦いでしたね。野球好きな私もテレビの前にカブリついて見ていました。

激闘の決勝から一夜あけた翌日、侍ジャパンの記者会見がおこなわれたのですが、そこでのイチローのスピーチがとても印象的でした。以下、全文を掲載します。

イチローです。おはようございます。
侍ジャパンというネーミングにはじまり、そこがぼくにとってはいきなりの大きなハードルになりました。

「私、アイドル」といいながらカワイクない奴は最悪で、侍がですね最終的に勝てなかったらこれはカッコつかんなという中で

自らハードルをあげていったスタートのなかで、最終的に優勝というかたちになったこと、最終的にサムライになれたこと、大変喜んでおります。ホッとしてます。

個人的には最後まで足を引っ張り続けました。
韓国のユニフォームを着、キューバのユニフォームを着、色んなチームのユニフォームを僕は着ました。

しかし最後にジャパンのユニフォームを着て、オイシイとこだけいただきました。本当にごちそうさまでした。[テレビ放送より]


いかがでしょうか? とても素晴らしいスピーチではないでしょうか。本当になんでもできる人ですね。驚いてしまいます。

では何がイチローのスピーチを印象的にするのでしょうか? 次のページで私の解釈をお話ししたいと思います。
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