プレゼンテーション/効果的なプレゼンテーション

会議で自分の意見を通すとっておきの方法

会議のシーン、自分が思いをこめた意見が通らないと悲しいですよね。どうすれば通るようになるのか?とても大切な方法をお伝えします。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

イラスト
会議には様々なポジションの人間が参加し、それぞれの要望を持っています。

プレゼンテーションは、何も社外に対してのものばかりではありません。社内で上司などを説得するのも、やはりプレゼンテーション。会議で自分の意見を通すために必要なのも、同様にプレゼンテーションです。

今回は実際に会議の場で自分の意見を通すための方法、言い換えれば会議の出席者に「この意見は取り入れる価値がある」と思わせる方法として大切なことをたった1つお伝えしたいと思います。

聞き手の興味に合わせる

社内会議というものの特徴の1つは、参加者の多様性だと私は思います。

会議のメンバーには色々な立場の人がいます。上司だったり、同僚だったり、他部署の専門家だったり。そのポジションによって、求めるものが大きく違ってくるものなんですよね。

そして、そのそれぞれの求めるものに応えたとき、はじめて満場一致が得られるのです。例を挙げてお話ししましょう。

ある経理部の会議

たとえば、あなたが経理部の人間で、「新しい経理システムの導入をしたい」というプレゼンテーションをおこなうとします。そして、そこに上司である社長、同僚である経理部のメンバー、そして情報システム部のメンバーが1名アドバイザー的な位置づけで参加しています。

このとき、それぞれのメンバーはどういう観点であなたのプレゼンを聞くのでしょうか?

社長:
「そのシステムのコストパフォーマンスはどれくらいか?いくらの費用がかかって、それがどれくらいのコスト削減になるのか?」

経理部メンバー:
「そのシステムを使うと、普段の仕事はどれくらい楽になるのか? 何か新しく覚えなければならないことは多いのか?」

システム部メンバー:
「そのシステムは、プログラムとしてどこが優れているのか? 他社製品と比べた特徴は何か?」

大まかに言うと、このような感じでしょうか?

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