プレゼンテーション/プレゼンの事例・テンプレート

ホームレス中学生に学ぶプレゼンの真髄(3ページ目)

麒麟:田村裕さんのベストセラー作「ホームレス中学生」あなたは読みましたか?実はプレゼンで活かせるノウハウが詰まったこの一冊を分析してみました。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

名前をつける

本の中で、「これを田村家では○○と呼ぶ」といった表現が出て来ます。○○に何が当てはまるのかは、まだ本を読んでいない方のためにとっておきますが、こうしたネーミングをつけると受け手の記憶に残りやすくなります。ネーミングすることで、あるひとつの固有情報になりえるのですね。

別の例で言えば、仮面ライダーなどもそうかも。ライダーキックは、ライダーキックという名前がついているからこそ、必殺技なのであって、そのネーミングがなければ、ただのキックなのです。名前をつけると重要度が増す典型的な例でしょう。

感情を2面に揺るがす

これは特に私の私見なのですが、受け手にもたらす感情が単純な「笑い」や「感動」ではなく、そうした感情が複雑に入り混じっていると、受け手に与える影響は大きい気がします。

笑えるのに泣ける。この感情の両極端を押さえることが、受け手につよい衝撃を与えている気がします。これをプレゼンで実現するのは、かなり難しいことですけどね。

まだホームレス中学生を読んでいない方は、年末年始のお休みにでも読んでみてはいかがでしょうか?学べることは多いですよ!

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