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プチ・ブランディングのススメ(2ページ目)

「どうして自分は選ばれないの?!」何かにつけてそんな風に感じてしまうアナタ。自分ブランディングがその解決策になるかもしれません。では、自分ブランディングってどうやるの?

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

エネルギッシュなイメージで
売るなら、笑顔も大切。

ブランディングは何かトンガらせること

「よし、じゃあ自分をブランディングするゾ」と言っても、ブランディングなんていうと、仰々しいですね。しかし、これは「パーフェクトになれ」と言っているのではないのです。

逆に「○○さんといえば、△△が得意だよね」という風に、何か1点だけ得意なところを絞ったほうが、ブランドになるのです。

だって、それはお店のブランドで考えてみればわかります。ヴィトンのバッグといえば「欲しい!」と思うでしょうが、ヴィトンでたいやきが売っていても、別に欲しいと思わないですよね。

つまり、ヴィトンブランドは食べ物のジャンルでは通用しないということ。

自分ブランディングでも同じ。「自分ブランドは、○○には効いて欲しい。でも△△には効かなくてもいい」ということを、しっかりと決めておくことですね。1点がトンガっていればトンガっているほど、ブランドになりやすいのです。

フツーに「欠点もないかわりに長所もない」では、多くの場合『帯に短し、たすきに長し』でインパクトもないですから。

自分ブランディングの実践例

例えば「私はエネルギッシュなキャラで攻める。エレガントさは捨てよう」と一旦決めたら、それをベースにすべての行動を変えていくのです。

わかりやすいところで、ファッションなどもそうでしょう。話す話題も変わってくるし、使う言葉も違ってくるかもしれませんね。ポジティブな言葉を使うようになれば、エネルギッシュにも見えるかもしれません。

エネルギッシュで行くのなら、常に元気でないといけませんよね。いつも笑顔で歯を見せて。大きな声で話しましょう。こういった表情とか、声というのは結構周りは見ているもの。あなたを印象付ける大きなファクターだったりするのですよ。

このあたりで重要なのは『統一感』です。自分の出したいブランドイメージと、自分の行動の間に矛盾はないかを、ひとつひとつ確認してみてください。例えば、清潔感のあるというイメージを目指していながら、歯に青のりがついてちゃダメですよね(笑)

プチ・ブランディングのススメ

本来の意味でのセルフ・ブランディングを考えると、すごく話は大きくなります。
ビジネスでの圧倒的な成果を出すとか、著書を出すとか、誰でもできる話ではなくなってきてしまいます。ブランドというと、そういう大それたイメージが強いと思うんですね。

でも、自分ブランディングがそういった特別な人だけのものになるのは、あまりよくないと私は思うのです。そこでオススメしたいのが「プチ・ブランディング」という概念。

小さな集団のなかで、少しだけ他の人よりも秀でているところがある。それくらいならば、お手軽に目指せますよね。ブランドに限らず全てのことに通ずるのですが、何事もはじめは小さな一歩から。まずは、自分をプチ・ブランディングしていきませんか?


■関連サイト

◆「営業力がUPするプレゼン術」
   ガイド野村の著書。外見的なブランディングについても。

◆コラム「合コン、一人勝ちの法則
   ガイド野村コラム。合コンで選ばれるのも、ひとつのブランディング?!

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