企画のノウハウ/企画書の書き方・まとめ方

企画書・提案書100のチェックポイント(2ページ目)

よい企画書・よい提案書を書くにはたくさんのポイントをチェックする必要があります。では、そのポイントとは?シリーズ連載のなかで、ひとつひとつ解き明かしていきます。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

Check1 誰に向けての企画書か?

企画書に落とし込むからには、誰かそれを見せる相手がいるはず。それをもう一度、明確にしようというところがスタートです。お客さんなのか、社内のメンバーなのか? お客さんであれば、現場の方々なのか、部長・課長クラスなのか、はたまた役員・経営者クラスなのか? 社内のメンバーならば、部下なのか、上司なのか、他部門なのか?

誰に向けての企画書なのかによって、企画の方向性であったり、企画のなかのアピールポイントや訴求の切り口などは大きく変わってきますよね。

たとえば、法人向けに「パソコンの一括入れ替え」の提案をするとしましょう。企画の受け手が経営者ならば、それによってどれくらい業務が効率化し、コストが削減できるのかといったコストパフォーマンスに重きを置いて提案するでしょう。現場のユーザーさんに訴求するのならば、スペックがあがったことによる使いやすさやスピードアップの快適性など使用感について重点的にのべるでしょう。総務部に提案するのならば、導入・入れ替えのスムーズさなども伝えるべき重要項目になるかもしれません。

企画書というのは、受け手にとってのフィット感というのがとても大事。だから「誰に向けての企画書なのか?」ということを明確にし、その人向けにオーダーメイドされた企画書にしたほうが、圧倒的にハマりやすいわけですね。

スーツにたとえるならば、フリーサイズの「誰でもOK」のスーツなんて、誰にとっても微妙にベストフィットではないわけです。自分の身長・体型にあったスーツを身につけたとき、はじめて「おぉ、まさしくこれだ!」と感じられるわけですよ。


結局、シリーズ連載第1回はCheck1しかお話できませんでした。引き続き第2回以降でも様々な企画のチェックポイントをお話していきますね。



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