コーチング/人材育成・組織作り

コーチングは名作と一緒 感動を呼ぶ名映画監督になろう!(2ページ目)

あなたが最近感動した映画は何ですか? それを観終わったとき、人生について考えさせられたり、感情が豊かになったような気がしませんでしたか? 実は、コーチングってそんな映画のようなものなんです。

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド

アメリカでクリスマスシーズンになると、必ずテレビで流れる映画があります。フランク・キャプラ監督、ジェームス・スチュワート主演の『素晴らしき哉、人生!』 (原題:“It's a Wonderful Life”)です。この映画は1946年製作で60年近く前の映画ですが、今も共感を呼びつづけています。日本の『忠臣蔵』 のような存在かもしれません。

大変なピンチに出会った主人公が、人生に絶望して自殺を試みます。それはちょうどクリスマスの晩。それを天国から見ていた神様が主人公を助けようと一人の守護天使を派遣します。その守護天使は、主人公を絶望から救うために、主人公に「自分が生まれなかった世界」を体験させます。「もし自分が生まれなかったら、いなかったらどうなるのか?」。そんな世界を体験するなかで、主人公が絶望を克服し、生きる希望を見出していくという映画です。

「もし、自分が死んだら?」「もし、自分がいなかったら?」。現実の世界では決して体験できない世界を、映画によって人は体験し、自分の生き方を改めて見直すきっかけにしているのです。

コーチングは事情聴取? 取り調べ?

実は「コーチング」ってこんな映画のようなものなんです。

「映画? コーチングってそんなに楽しいものなの?」と思われるかもしれません。これまで思ってきたコーチングのイメージと映画は結びつかない人も多いでしょう。

あなたは「コーチング」という言葉から何を連想しますか? 

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