ワークライフバランスの取れる人生
▲衝撃的なたとえ話で出版を決意 |
小室:ワークライフバランスを取れる人生を選んでほしいですね。例えば働く会社を選ぶときに、私生活も楽しめる、家庭を大切にできる会社であるか見極めてほしい。読者の皆様が会社に「育児休業を取ってもしっかりキャリアアップしていきたい」「男性でも育児休業を取得したい」といった要望を伝えることで、企業も変わってゆくのだと思います。
また、日頃からワークライフバランスを意識して、仕事を早く切り上げることができるよう、タイムマネジメントのトレーニングを積んでおくと、育児や介護といった生活に変化が起きた際の対応力が増すと思います。それが長期的に成果を出す人の成功パターンだと思います。
初の著書を出版
―――そういえば現在、著書を執筆中だとか。
小室:2006年秋ごろに日経BP社から、初の本を出版することになりました。まだ構成の最終案はまとまっていませんが、広い意味での自叙伝になりそうです。この年で自叙伝なんて気恥ずかしいのですが(笑)
出版などまったく考えていなかったのですが、あるイベントで女性の出版プロデューサーの方と対談した後、彼女から突然「小室さん、本を書いてみない?」と持ちかけられたのです。「まだ私なんて―――」と言うと、彼女は「ほら、よく20代でしか撮れないヌードがあるっていうじゃない? それと一緒で、今のこの瞬間のあなたにしか書けない、今のあなたの本を読みたい人がいるのよ!」と衝撃的なたとえ話で口説かれました(笑)
若手ビジネスパーソンや学生向けに、プレゼンテーションのノウハウやビジネス哲学などを紹介しつつ、これまでの“武勇伝”をすべて盛り込んだ内容になりましたので読んでいただけたら嬉しいですね。
―――発売を楽しみにしています。本日はありがとうございました。
▼関連リンク
・株式会社ワークライフ・バランス
・[前編]子供・夫・部下を育てる 小室淑恵さん
▼関連ガイドサイト
・女性のキャリア
・起業・独立開業